せめて今日だけは消えないで3 ~fin~ 【ARS】 (ページ1)

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＊96＊感染症ページ1

翔side

テレビ局内を走りながらもう一度ニノに電話をかけてみる。

お願いだから、出てくれっ！

しかし願いも虚しくニノが出ることなく電話は切れてしまった。

くそっ…

タイミングが悪かっただけと思い込みたかったけどここまでくると流石に何かあったとしか思えない。

だってニノはずっとあの部屋にいてスマホも常に手の届く範囲に置いてるから。

相葉くんを迎えに車を走らせる。

あの状態の相葉くんを置いていけるわけない。

翔「相葉くんっ」

雅「翔ちゃん…ニノ、」

翔「わかってる、早くニノのところ行こう」

すっかりパニックになっている相葉くんを引っ張り病院へと急いだ。

・

雅「っ、！ニノっ！」

翔「そんな…」

病院で俺たちが見たのは、酸素マスクを着け苦しそうに荒い呼吸をするニノだった。

茫然としていると先生がやってきた。

有「櫻井さん、相葉さん！」

翔「有明先生！一体何があったんですか！？」

有「呼吸機能が弱っているのと、高熱が出ています。恐らくなにかの感染症かと…」

雅「感染症…？そんな、気をつけてたはずでしょ！？」

有「もちろんです、しかし今の二宮さんはそれほど免疫力が落ちているということです」

翔「あのっ、二宮�和臂翩廚覆鵑任靴腓Δ��

有「正直なんともいえません。すぐに改善するかもしれませんし、悪化する可能性もあります」

翔「そうですか…」

昨日電話した時は元気そうだったのに。

たった一日でこんなことになってしまうなんて…