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吸血 60 ページ15

Aside

ル「Aっ!!!」

入ってきたと思ったら走って僕を抱き締めた。

主「わ!?ルイどうしたの!?」

ル「良かった……無事で………っ!」

主「ルイ……?」

何があったのか分からないけどこれほどルイが強く感情を出したことがないから驚いた。

主「…………何があったか、話、聞かせてくれる?」

ルイがこんなになってる原因は、一体何なんだろ?見回り先で何か良くないことでもあったのかな?

頷いて椅子に座ったルイは僕たちを見てから話始めた。

ル「初めに言っておくが、これから話すことは俺個人の見解だ。あのな____」

それからルイは殺人があったこと、殺した方が母さん達の仇であること、殺された方も人狼であることから人狼の間でも同族殺しが始まったこと、そして_______

リトが母さん達の仇である人狼かもしれないことを、暗い声で話した。

主「そ、んな……………」

リトが人狼?しかも母さんと父さんを殺した仇だって?嘘だ。あんな優しいリトがそんなことするはずがない。

ル「言ったろ。これは俺個人の見解だって。大神クンがもし人狼で、同族殺しに参加している理由が人間を欲しいが為だったら、大神クンが手に入れる人間はAの可能性が高いだろ。そう考えたらゾッとしてな」

だから急いで戻ってきたんだ。とルイは僕を見ながら話した。なるほど。無事で良かったと言われた理由が分かった。

ル「だからな、A。今、大神クンの件で何か悩んでるのは知ってる。その原因を俺らに教えてくれないか?」

主「ッ…………!」

どうしよう。もし話したらリトの悩みが分かるかもしれない。でも………。

主「あの………僕、この件は自分で解決したいんだ。だから、話してもいいんだけど………」

思いを汲み取ってくれたのか、ルイは頷いた。

ル「分かってる。アドバイスとか、そういうのしねーよ。聞くだけにする。な?」

ルイが先生たちにも目配せすると二人も微笑んで頷いてくれた。それを見て、僕もリトの件を話そうと決めた。

主「あのね______」

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設定タグ:埋夜冬 , オリジナル , 吸血鬼   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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まどか - りょーかい、待ってるね!! (2018年8月27日 16時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー!それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす! (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い!!私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた!どうかな?上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ!! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:埋夜冬 | 作成日時:2018年5月26日 0時

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