吸血 63 ページ19
Aside
お昼休みなのに、リトはまだ学校に来ていない。何かあったのかな？事故とか！？どうしよう心配だよ………！
涼「A」
教室の扉の前に涼先輩がいた。多分リトの話だろうなぁ……。そう思いながら空き教室に行く。
涼「大神くんいませんね。怪しいのでルイさんに頼んでみましょうか」
主「…………はい」
やっぱり。怪しいっていうのは、人狼かもしれないってことだろうか。嫌だな。リトが疑われて、僕も信じきれないなんて。
リト、早く来てよ。聞きたいことがいっぱいあるんだ。リトが違うって言ってくれたら、僕は安心出来るから。
涼「三虎先生から住所を聞いたのでまずはそこに行ってもらいましょう」
先輩は携帯を出してルイにメールを送る。リトへの疑いがどんどん深くなっていく。泣きそうなくらい悲しい。
涼「調べてくれるそうですよ。あと、今日は迎えに行くから待っててほしいそうです」
主「分かりました」
リトに会いたいな………。何で今日来てないの？メールくらいしてくれればいいのに。明日も来ないの？何があったの？話したい。会いたいよ………！
そんなこと思ったって、来てくれるわけなくて。あっという間に終礼が終わり帰る時間になった。
暗い気持ちのまま下駄箱に行く。ロッカーを開けると何か紙が落ちた。
『放課後 体育館倉庫』
その字は間違いなくリトの字で。放課後は今。ってことは＿＿＿＿＿＿！！
僕は急いで体育館倉庫へ行く。誰もいない裏庭でも、リトはきっといる。
リト！何処なの！？会いたいよ！何処！？
リ「＿＿＿＿＿＿＿A」
ずっと聞きたかった声。倉庫の裏からリトが手招きしている。会えたのが嬉しくて僕はリトに抱きついた。
主「よかった………無事で………！」
事故とかじゃなくて心から安心した。
リ「……ごめん、心配かけて」
主「本当だよ……！」
今度は嬉し涙が出そうだ。疑惑でいっぱいだった分会えて安心したから。
そうだ。聞きたいこと、ううん、違うと返してほしいことを聞かないと。
主「あのね、リト。変なこと言ってるかもだけど、ちゃんと聞いてくれる？」
リ「ああ」
どうした？とリトが瞳で聞いてくる。大丈夫。リトは違うって笑って返してくれるから。
主「リトは…………人狼？」
リ「ッ＿＿＿＿＿＿！」
大きく目を見開いたリトは目を伏せる。あれ？リト、違うって言ってくれるんじゃないの？何で、そんな顔するの？
リ「うん。俺、人狼なんだ」
……………………え？
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まどか - りょーかい、待ってるね！！ (2018年8月27日 16時) (
レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» ありがとー！それじゃ戦いを終わらせられるよう、頑張りまっす！ (2018年8月26日 10時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - うんうん、凄い！！私も早速投票させてもらったよ(^^♪ (2018年8月26日 1時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
埋夜冬(プロフ) - まどかさん» アンケート作ってみた！どうかな？上手くできてるといいけど………。 (2018年8月25日 0時) (レス) id: 59284e1a90 (このIDを非表示/違反報告)
まどか - オッケー、待ってるっ！！ (2018年8月24日 21時) (レス) id: 130990d81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：埋夜冬
| 作成日時：2018年5月26日 0時
