Feelings ２ (ページ41)

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そうです、バカップルなんです　（緑）ページ41

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髪を切った。それも肩の上までばっさりと

毎日欠かさずにケアしていたサラサラなロングヘアー

それを切ろうと思ったのは、大好きな彼氏のともの発言が元にある

『Aは相変わらず髪が綺麗やね』

『ちゃーんとお手入れしとるからね』

『あー……でも、Aのショートヘアーも見てみたいねんなあ……』

いつものように屋上でお昼ご飯を食べていた時、私の髪をふわふわといじりながら発された言葉

きっと私がうさぎならば…ピンと耳が立ったことであろう

ともが……私のショートヘアーをみたい？

ちらりと視線を移せば、似合うんやろうなあ…なんて微笑みながらパンにかじりついている

そんなともを見て居ても居られなくなったのだ

だって私はともが大好きだから。喜ぶ顔を見たいって思うのは当たり前

「…あれ、A？誰かと思った！」

「おはよー。髪切ったんよ」

３連休を跨いでやっとともに会える日

いつものように制服を身に着けて鏡を見ると違う自分になったようで、心が浮き立っていくのがわかる

自転車で乱れた髪の毛を整えながら教室に入ると、みんなが目を真ん丸にして私を見た

…そりゃそうだ

クラスで一番髪長かったし、なんならロングを貫くって宣言してたし

失恋かー？なんて茶化す友達に否定しながらもカバンを置いて向かったのは、ともが居る教室

この髪型を一番に見せたいのはともだもん

びっくりするかな？どんな反応するかな？

ワクワクを抑えきれずに教室の後ろのドアからそっと覗く

「…！」

真ん中の方に座るともの姿を見つけて

私は名前を呼ぶことが出来なかった

「神ちゃん、私髪切ったの！似合っとる？」

「おおー…ショートも似合っとる」

「ありがと」

可愛らしい女の子のショートヘアーを、花の咲くような笑顔で褒めていたから

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