増田俊樹との結婚生活を、平和なままに。

19話　俊樹目線 ページ21

今日は久しぶりにAと休みが一緒になったから、映画を観に来てる。Aは毎週土日は休みだけど、俺は不規則だから、滅多に休みが被ることはない。だから、すっごい嬉しい。




ホラー映画観に来た。俺はホラー大丈夫な人で、好きだから楽しみだけど、Aもホラー好きってゆうのは聞いたことないからわかんない。でも顔、ちょっと強張ってる気がする。






俊樹 ｢最近忙しかったからな〜。ってゆうか、Aってホラー系大丈夫なの?」

A｢それが今は大丈夫じゃないんだな〜。昔はめちゃくちゃ好きだったのに。今から怖い。」


めちゃくちゃ素直じゃん。でもそれだったら早く言ってくれればいいのに。そしたら、恋愛映画とかに変えたんだけどな。

俊樹 ｢ならもっと前にそういってくれればいいのに笑笑。でもまあポップコーン食べてればすぐに終わるでしょ。大丈夫だよ。」

A｢じゃあそうする。」

ってことでポップコーンを買った。Lサイズ買ったんだけど、俺一人じゃ絶対食べきれない、、、。Lサイズってこんなに大きかったっけ。


ホラー映画だから人の叫び声とかも結構入ってた。これじゃAも寝て過ごすのは無理だな〜。目閉じてるけど絶対寝てはない。だってたまに怖いシーンで腕掴んでくるから。






でも、俺も腕掴まれると、映画とは違う意味でドキッってする。だって、今まで手をつないだことは何回もあったけど、腕掴む、掴まれるってことは俺の記憶の中では一回もないから。








俊樹 ｢めちゃくちゃ映画おもしろかった。でもまあ俺ホラー好きだからな〜」




ドキッってしたのをまぎらわそうとして、映画館を出たときに、俺はずっとそう言ってた。

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