増田俊樹との結婚生活を、平和なままに。

11話　俊樹目線 ページ13

昨日の打ち上げは、終電ギリギリになるくらい遅くまであって、家に帰って来たときには、もうAは寝てた。でも、さっきから、なんかちょっと冷たいんだよな。俺の気のせいかもしれないけど。

だって、いつもは、「俊樹おはよ!!」って感じなのに、今日は、「おはよ。」だけだし。俊樹って言ってくれないし、ビックリマークついてないし。なんか表情もかたかったし。

俺、なんかしたっけ。Aを怒らせるようなことは思い出せない。

んー。なんだ。

やっぱり俺の気のせいなのかな?朝ごはんもいつも通りだし。

あ、今日は焼き鮭と味噌汁だった。


俊樹、A「いただきまーす」


二人とも何もしゃべらないのに、

A「ねぇ俊樹」


って急に言うからちょっとむせちゃったじゃないか。



俊樹 「何?どーした?」

A「昨日さ、女性声優さんも最後までいたの?」

俊樹 「うん。だけどどーしたの?」

A「いや、何でもない、、、」

俊樹 「ふーん。、、、あ、もしかして嫉妬した?笑笑」

A「う、、、うるさい!!///まぁちょっとはしたけど、、、」

俊樹 「えー可愛い!!でも大丈夫。今日は仕事終わったらすぐ帰ってくるよ。」

そう言うとAは、照れた顔のまま嬉しそうに笑った。

ふふっ可愛い。

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