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辰哉 side
頭上からAの声が聞こえると思って見上げてみたら、本当に俺の上に居た。
ビックリしてたらそのまま急降下してくるなんて誰が分かる思います？
とりあえず落ちてくるAをキャッチすると
あまりの軽さにまたビックリ。
辰「天使が舞い降りてきたかと思ったわ」
って、我ながらクサいこと言っちゃって。
いやでもマジでこれ思ったんだよね。
当の本人にはきっと冗談だと思ってるだろうけど。
「辰哉ゴメン！ありがとう！阿部ちゃん！力貸して！！」
亮「え、うん！、うん！？」
抱き抱えられた俺の腕からスッと降りたと思ったら
急にそんなこと言い出すから
相変わらずのお転婆お姫様ぶり。
阿部ちゃんはビックリしてるし、ちなみに冷静そうに保ってるけど俺もめちゃ混乱してる。
辰「A、何するつもり？」
「私の力で阿部ちゃんの力を強化させて、強制的にこの戦いを止める」
辰「おま、力を使ったら･･･」
「いいの！大丈夫！私の事はどうだっていい
皆と蓮が怪我するよりマシ！」
亮「でもこの範囲の意識を変えるのは相当な力を使ってAに負担かかるよ。そんなの出来ない」
「阿部ちゃん。お願い。時間が無いの」
Aは力を使えば使う程、体に負担がかかる。
ましてや元々バカでかい力をより強化するってなったら、その分の代償を伴う事になるから
桜子も、Aの父親も、皆Aを色んな形で守ろうとしてるんだ。
阿部ちゃんがどうにかして止めさせようと促すが
揺らぐことのない彼女。
「守られっぱなしはイヤなの」
Aの、真っ直ぐな瞳が俺達を捕らえる。
この輝きからは、誰も逃げられない。
相変わらず、桜子といい･･･
神宮家の人間は、自分より他人を優先させるんだから。
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綾音さん(プロフ) - お久しぶりの更新ありがとうございます！このお話とても好きなのでまた更新を気長にお待ちしてます😌✨ (2023年2月27日 0時) (
レス) id: 234acb1ed5 (このIDを非表示/違反報告)
もたな(プロフ) - おーがさん» 今更ながら、コメントありがとうございます。とても励みになります。 (2022年9月16日 10時) (レス) id: 29edbecb92 (このIDを非表示/違反報告)
おーが - このお話面白いです！更新気長に待ってます😄 (2022年8月9日 15時) (レス) @page10 id: 833f1ede54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もたな | 作成日時：2022年7月2日 12時
