おそチョロ2 ページ2
おそ松視点
「ごめんチョロ松、探し物しててさ!」
歩きながら両手を顔の前に合わせて、謝った。つってもホントは、弟たち(チョロ松以外)の財布から金を物色してきただけなんだけど。
でも正直に言ったら、シ…チョロ松のやつ絶対怒るから、言わないでおいた。
チラリとこっちを見てから、また前を向いて「あっそ…それなら仕方ないね」なんて今更拗ねてるのすら可愛く思えてくる。おれ、そろそろヤバいかな…
どこ行くー?どうしよー、なんて会話をしてたら、知ってる顔を見かけた。トド松だ。そういやトド松の財布無かったな。しかも知らない男といる。チョロ松の腕を掴んで、慌てて近くの電柱に隠れる。
「いっいきなり何…」「しーっ!」
そ〜っと様子を伺うと、あっちはおれたちに気付いてないみたいだ。良かった…
しかし、トド松の相手が悪かった。3秒もしないうちにこっちを見た。やべぇ!どうしよっ気付かれた!!とか思ってたら…なんと、ニヤッていうか一軍がよくする(?)ニコッという顔をして、トド松と腕を組んだのだ。
おれたちはすぐさまその場を離れて、目に入った狭い路地裏に入った。
「…なぁ、見た!?アイツら!!」
「見たっ!僕、あんなの信じたくないんだけど!?」
「おれだって信じたくないよぉー!!」
「もう忘れようおそ松兄さん!」
「そうしよ!おれたちは何も見てない!いいな!?」
「おっけー!!」
そんな叫び合う会話をして、何事もなかったように路地裏を出て、再び歩き出した。周りを見渡したけど、アイツらはもういなかった。
あ〜ぁ……今日はチョロ松といい時間を過ごそうと思ってたのになぁ。なんか最悪。
トド松が怒る顔が頭をよぎったけど、すぐそれをとっぱらって、隣にいる可愛い恋人のことを考えることにした。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月嵜♂眞美(プロフ) - どうしようチョロ松尊いおそ松兄さんの気持ちがめちゃくちゃ分かるぅ…あぁー…そろそろテストだけどこの作品を見て、萌えをを補給できました。私の一番好きな速度松を書いてくださり感謝感激雨霰です…(T▽T) (2018年2月7日 11時) (携帯から) (レス) id: 4f1db2073e (このIDを非表示/違反報告)
水川 - 家宝様》ですよね! (2017年5月4日 14時) (レス) id: 4d28e8ce20 (このIDを非表示/違反報告)
家宝 - おそチョロは、きゅん死です★ (2017年4月16日 12時) (レス) id: 1a92c3fcbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いずみ | 作成日時:2016年4月16日 3時