おそチョロ1 ページ1
あー……さっきから胸のドキドキが止まらない。
ヤバい、なんでこんな…わーっ、めっちゃドキドキするうぅうぅぅ………
僕は、松野家三男松野チョロ松。
今日は僕の相手、おそ松兄さんとの初……デートの日。
あああもおぉうっ、初めてだからって浮かれるな僕!!!…って言ってもずっとにやけが止まらない。口角が自然に上がってしまう。
「落ち着け…落ち着くんだ僕…」
そう自分に言い聞かせ、何度も深呼吸をしてから、頬を叩く。
でも、起きてからずっとやってるから、頬が痛い。
バチンッ
今のは結構…いやかなり痛い…イテテテ……
ていうかいつまで待たせる気だよ…予定より10分も経ってるぞ?
でもおそ松兄さんの顔を目に浮かべると、そんな気持ちも吹っ飛ぶ。
あぁ、早く来てよって叫びたいけど、今日は、デート、だから……うぅ…
「……松!…ョロ松!!チョロ松!!!」
「っわ!?」
すぐ横を見ると、準備万端のおそ松兄さんが、不思議そうな顔をして立っていた。
「ちょ…不意討ちはやめてよ…ただでさえ僕の心臓壊れそうなのに」
「あっおぉ…悪ぃ」
謝ったおそ松兄さんは、僕の顔をじぃっと見つめた。
「…何?僕の顔に何かついてる?」
「いや……ちょっと俺の想像以上に赤いなぁって」
「なっ!?そんな事…っ!!!」
「だって…頬っぺた真っ赤じゃん」
おそ松兄さんが笑いながら指差した頬を恐る恐る触ると、かなり熱かった。
「っ…!」
さっきの叩いたせいだけではないようだった。
僕はさらに顔を真っ赤に染めた。
おそ松兄さんを見るだけで、こんなにドキドキするなんて。
「…へへっ、行こうぜっチョロ松!」
「えっ………うんっ!」
いきなり腕を引かれ、外へ出た。
今日は天気がいい。雲一つない青空、爽やかに吹く風、絶好のデート日和だ。
今日はいい日になりそうだ。
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月嵜♂眞美(プロフ) - どうしようチョロ松尊いおそ松兄さんの気持ちがめちゃくちゃ分かるぅ…あぁー…そろそろテストだけどこの作品を見て、萌えをを補給できました。私の一番好きな速度松を書いてくださり感謝感激雨霰です…(T▽T) (2018年2月7日 11時) (携帯から) (レス) id: 4f1db2073e (このIDを非表示/違反報告)
水川 - 家宝様》ですよね! (2017年5月4日 14時) (レス) id: 4d28e8ce20 (このIDを非表示/違反報告)
家宝 - おそチョロは、きゅん死です★ (2017年4月16日 12時) (レス) id: 1a92c3fcbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いずみ | 作成日時:2016年4月16日 3時