転生したら脱獄王でウサポリ公に追われてます。【入間銃兎】 (ページ10)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:51,078 hit

０８ページ10

Aサイド

うわぁ・・・。見つけたと思ってしばらく様子を見ていたら。とんでもないことを知ってしまった。ヤクザとつるんでるし、なんか汚職とか言ってるし、胸揉んだこと言ってるし！胸のこと言ってるし！胸のことおおおおお！！！
というか私ペストって呼ばれてたんだ。・・・なかなかかっこいいじゃん。
うーんでもここまでわかったんだからばれる前においとましとこう。

そう思って帰ろうとした瞬間。

左馬刻「ところでよぉ。」

急にヤクザが立ち上がった。

左馬刻「俺様の話を盗み聞きしてる馬鹿はどこのどいつだろうだろぉなぁ？」
銃兎「盗み聞き？」

・・・こういう展開ほんとに要らない。

『に、逃げるが勝ち。』
銃兎「てめぇペスト？！・・・舐めたマネしてくれますねぇ？この機嫌の悪い時に。」

やべえええ？！あいつすげぇ怒ってるんですけど？！つかヤクザ怖えええ？！鳥肌すっごい！あ、すごい。

私は猛スピードで走り、跳び、逃げまくった。

左馬刻「うお、あいつすげぇな。壁を走ってやがる。」
銃兎「感心してる場合か！前にも言ったが、あいつの犯した罪は俺らにとってもやべぇことだってこと忘れたのか？！」

向こうにとってもやばいことってほんとに私何したんすか。一回あのウサポリ公さんと飲み物でも飲みながら話をしたいところだ。

あ、このトラックに乗り移ればまけるんじゃ。
私は高く跳んでトラックの荷台の上に乗り移った。

『ばいばーい！ウサポリ公さーん！』
左馬刻「ぶふっ」
銃兎「誰がウサポリ公だてめぇ！」

こうして私の長い長い一日は幕を閉じた。ちなみに私は一晩を公園のベンチの下で過ごした。同居人(？)として、普段は渋谷にいるというギャンブラーさんがベンチの上で過ごしていた。