転生したら脱獄王でウサポリ公に追われてます。【入間銃兎】 (ページ16)

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Aサイド

穏やかな昼下がり、公園では子供たちが遊んでいる。何人かは私の格好が物珍しいのか私の周りでキャッキャしながらじゃれている。ああ・・・平和だ。微笑ましい。今は警察じゃないけど、やっぱり平和守ってきた感がすごい。

『あーずっとこのままがいいなー。』
銃兎「本当ですね。」
『うん・・・へ？』

ふと隣を見ると、私の座っているベンチの隣にいつの間にかウサポリ公さんが座っていた。

『うわあああ？！いつからいたの？！なんでここにいるの？！教えた覚えないよ？！』
銃兎「うるさいですねぇ。1つづつ質問してください。まぁ、来たのはつい先ほどですよ。外の空気を吸おうと外へ出たら、あなたがいたというわけです。」

ぐ・・・たまたまか。なんて不運なんだ。とにかく逃げなきゃ。

そう思いウサポリ公さんから距離をとると、

銃兎「今日の私は警察ではありませんよ。ただの休日を満喫している男性です。あなたを捕まえようなんて思いませんから、ほら隣どうぞ？」
『とか言って、だまされるほうが悪いんですよ。とかほざかないよね？』
銃兎「私がそんなつまらない嘘をつくはずがないでしょう。」

彼の言葉を信用して隣に座ることにした。

銃兎「というか、顔われてるんですから仮面取ったらどうです？あなたの顔見たいんですけど。」
『まぁ確かに取れるなら取りたいけどさ・・・。』
銃兎「なにガタガタ言ってんだ。早く脱げって言ってんだよ。」

何で急に柄悪くなるの？え、泣くよ？怖いよこの人？！

しぶしぶ仮面を外すとウサポリ公さんは私の顔をまっすぐ見ながら、思いもよらないことを口にした。

銃兎「お前、ほんとに自分のしたこと覚えてないのか？」