私、混乱 ページ3
…
しゃべろうとしたが、声が出なかった。
意味がわからない。
こいつらはなんなんだ?
カミカエシ?
カミガエリ?
なんだ?
なんだそれ?
「お前も自分の使命を果たすんだ」
はぁ?
私なんてただの役立たずだよ。
使命なんかある分けない。
キラッと何かが光った。
…あれは、蛇?
「桜、こいつが?」
また、頭の中に声が響いた。
「あぁ、そうだ」
感情のない声で夜舞は答えた。
「こんな小娘が?」
「あぁ」
こいつもあいつがいっていたカミサマか?
うざい、うざすぎる。
もう、消えちゃえばいいのに…。
「おぉ、自己紹介忘れてたな…」
「俺は刹那。大蛇の神だ」
あ…やっぱり神なんだ…。
なんかバカらしくなってきた。
けれどーーー。
話を聞いていて…
不意に小さい頃聞いた、お婆ちゃんの言葉を思い出した。
お婆ちゃんのことなんて忘れてたのに…。
なんで?
なんでなの?
私は一体誰なんだ?
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作者名:cocomi x他1人 | 作成日時:2012年11月16日 16時