〃 ページ37
〜心操人使〜
「選べって……この中から？」
突然教室にやってきてスマホを見せる彼女に驚く。
『男子の意見を聞こうと思って』
「……何それ。誰かにあげるつもり？」
スマホから目線を上げムッとしながら言うと『友達にあげる』とさらっと返され、
「まぁ……それならいいか。……その友達にあげるチョコには俺も入ってるの？……それとも別で作ってくれるの？」
〜相澤消太〜
「……これを俺に見せてどうする」
一人でいた彼の腕を後ろから掴み"好きな人に送るバレンタインチョコ"とかかれたサイトを見せる。
『先生の好みを教えてください』
「別に特にねぇよ」
さっさと寮に戻れ、と言うとしょんぼりする彼女を見て溜息をつきながら彼女の腕を引き口を耳元に寄せて、
「お前が俺だけにくれるなら何でもいい。……この意味、ちゃんと考えとけよ？」
〜天喰環〜
「チョコ？う、うん……好き」
後輩に急に『先輩ってチョコ好きですか？』と聞かれて時期も時期だし期待してしまう彼。
『よかった！クラスメイトの分と一緒に作りますね！』
「え……クラスメイトの分……」
作るという言葉に一度は喜ぶがまさかの大量生産枠に落ち込む彼。一度深呼吸をして彼女の指先を掴みながら、
「き、君さえ面倒でなければ俺のだけ別で作って欲しい……です」
〜豊満太志郎〜
「瑞稀ちゃんが大量なチョコの作り方を……！」
たまたま彼女の後ろから覗いてしまったチョコのレシピが大量生産できるものばかりでショックを受ける。
「ワイだけやないよな……クラスメイトもいるんやし……」
『……今は1人分のチョコを調べてますよ』
ショックを受けていたが彼女の言葉に「へ？」となり数秒間数えた後ガシッと彼女の肩を掴み、
「ワイならなんぼでも美味しく食べられるで！？いや、むしろワイしかおらん！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑞稀(プロフ) - せんくさん» とりあえずお疲れ様ってことで！ (2月18日 20時) (
レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - ポカリ(仮)さん» 見てくれてありがとうございます😊また何かあればコメントください！ (2月18日 20時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
ポカリ(仮)(プロフ) - 見るのが遅れてしまってすみません😭😭😭😭😭😭今回も最高でした、ありがとうございました……泣 (2月18日 20時) (レス) id: ab935217c5 (このIDを非表示/違反報告)
せんく - ありがとう。 (2月18日 15時) (レス) id: cb95b8cb8a (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 四葉🍀さん» そう言ってもらえるの嬉しいです！😭できる限り続けられるように頑張ります！ (2月18日 9時) (レス) id: fdd2edd23d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑞稀 | 作成日時：2024年1月9日 21時
