57話 ページ23
「おとーさん！」
・・ここは？
ああ、子供の時の夢か。
子供のわたしが転ぶ。
そしたら父がすぐに駆け寄ってくれて、
「A！怪我はないか？
Aはおっちょこちょいだなぁ。」
「おとーさんの手、あったかーい！」
やさしい言葉をかけて、手を繋いでくれる。
いつもその手はあったかくて、大好きだった。
でも・・
「あああああああああああああああああああああ！！！！！」
突然、しあわせだった頃とは真逆の、
わたしの人生で一番不幸な日の場面になった。
わたしは泣き叫び、周りの野次馬はただ見ているだけ。
空からは冷たい雨が降っている。
そして、父はーーーーだった。
『・・・』
わたしは自分の両手で、
自分の顔を思いっきり叩いた。
『夢だから痛くないや。すご。』
なんてことを言いながら、子供の頃のわたしのもとへ。
『おーい。そこのちびっ子ー
聞こえてないか・・・。』
わたしの声は届かず、まだ子供の頃のわたしは泣き叫んでいた。
『まあ、いっか。
ねえ。この時は地獄だけど、これからわたしめっっっっっちゃしあわせになるよ。』
いつの間にか場面が切り替わっており、
目の前にはしんだ目をしたちっちゃいわたしがいた。
「もう、大切な人はいない。」
『大切な人はいなくなるけど、
もう少ししたら自分の命より大切な人が現れるよ。』
「もうサッカーをする意味もない。」
『意味とかいらなかったんだよ。
ただみんなと一緒に楽しくやれるだけでいい。
てゆーかわたしもけっこーなサッカー馬鹿だから、そう簡単には手放せないと思うなあ。』
「っこれからずっとひとりだ！」
『過去は過去。
過去ばっか見てちゃ、なんもできない。
自分から行動して、今度は不幸が起きないようにすればいいんだよ。』
ちっちゃいわたしは、今のわたしを見る。
『だいじょーぶ！きっと上手くいくって！！』
そう言ってわたしは笑うと、
周りが白くなっていって・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピッ・・ピッ・・ピッ・・
看「！！白結が目を・・・！せんせーい！！」
『あ、ここ現実？
ふあーあ・・ねむ・・・』
わたしがそうつぶやき、欠伸をしてると
廊下から騒がしい音が聞こえてきた。
うるさいぞ←
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あごが痛い人 - 人間３１０号さん» そう言って貰えて嬉しいです！更新出来る限り頑張ります！受験勉強の方も・・・今日も塾でした。。つらい・・・。 (2018年12月1日 23時) (
レス) id: c11fb56218 (このIDを非表示/違反報告)
人間３１０号(プロフ) - またまたコメントさせていただきます！やっぱり続編もとても面白いです!!更新楽しみにしてます！受験勉強頑張って!! (2018年12月1日 0時) (携帯から) (レス) id: 4c296c8310 (このIDを非表示/違反報告)
あごが痛い人 - 那月さん» 温かいお言葉、ありがとうございます！今日は更新できると思うので見てってください！！白結ちゃんをほめてもらえて嬉しいです！ (2018年11月22日 16時) (レス) id: 9e1034413e (このIDを非表示/違反報告)
那月 - やっぱり、いつ見てもおもしろいです!主人公の天然がおもしろくて、時々クスクス笑ってしまいます！自分のペースでいいので､更新頑張って下さい！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: f7ba1fce00 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫(プロフ) - どう致しまして♪此方こそイラスト掲載ありがとうございましたm(__)mまたいつかイラスト投稿しますね♪ではっ (2018年11月15日 18時) (レス) id: 8c63610ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あごが痛い人 | 作成日時：2018年10月28日 12時
