初志貫徹【オリオンの刻印】 (ページ45)

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33話ページ45

いつもとは違う顔つきの一星がわたしの前にいる。

『てか、名字で呼ぶな。』

一「なぜ？白結は世界的な財閥だったじゃないか。」

うわ、最悪。

『・・・どこまで知ってる』

そう聞くと、一星はフッと笑って、口を開いた

一「白結A、13歳

　・・・これ以上出てこなかった。どうゆうことだ？」

怪しまれてんじゃん。わたし。
でも幸い≪あれ≫のことも知られてない。

『・・知らないよ。

　あのさ、一星はオリオンの使徒って知ってる？』

ピクッと指が動いたのをわたしは見逃さなかった。

『君のその足、見せてくんない？』

一星の足首を指さす。

お、余裕のない顔になってきたねー
このまま勝つぞおら←

『はーやーくー。
　・・・なんか見せたくない理由でもあんの？』

一「・・・お前っ！」

時間を無駄にしたくないんだよねー
わたしは一星のジャージを上げた。

『・・・きみ、オリオンの使徒だね。

　一星充。』

一「はなせ！」

乱暴にわたしの手を払い、足を隠す

一星の足首にはオリオンの星座のような印があった。

一「なぜお前がオリオンのの使徒を知っている！」

『情報提供してもらったんだよ。』

わたしはソクくんが回復してから、ライン交換をして
彼が知っている範囲でオリオンの使徒のことを教えてもらったのだ。

あったまいいーA！←

一「ふっ監督に言っても無駄だぞ。」

あ、そういや監督が言ってた言葉
一星くんを入れなきゃいけないーってやつ、

オリオンの使徒を必ず入れなきゃいけないってことだったのか－－－！

『いいもんね！仲間に言うから！』

一「いったらお前のいう仲間がどうなるんだろうな。」

うわ、こいつ嫌いだわ。
嫌いなタイプだわ

交渉とか苦手なんだよね・・・わたし。

わたしが睨んでると、

一「そういえば、お前

　なんで試合の半分しか出せてもらえないんだろーな。」

やば。ばれたくねえ。

『知らないよ。監督の気分でしょ？』

一「もしかして、出れないとか？

　まあいいや。これは自分で調べよう。じゃあな」

『・・・』

あっぶねーーー！
バレそうだった。。

てゆか、オリオンの使徒ってわかっても言えないんだったら
なんもできないじゃん！！

『はああああああ・・・
　どうしよ、、考えててもしょうがない！
　今は練習に専念だ！』

わたしは走った。

そして、約30分後に練習ができた。