初志貫徹【オリオンの刻印】 (ページ44)

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32話ページ44

『ああーーーーーーーー！
　なんなのめっちゃムカつく－－－！』

今わたしはすっごくイラついてる。

なぜなら、さっき監督がきて一星充を「次の試合にスタメンでだす」
とか言ってたから。

わたしは？

「Aさんは後半だけです。」って言われたよ！

くそがあああああーーーーーーーー！

てゆか、隣で歩いてる有人はずっと無言だし・・・
どうした？

と、思ったら
なぜかトレーニングルームで止まった。

『急にどうした？誰か待ってんの？』

鬼「すぐわかる。」

すると、タイミングよく西陰が出てきた

え、こわ。
タイミングよすぎる・・・

グルなん？君たち、事前から打ち合わせしてたん？

西「鬼道さん、A・・・」

『よっ』

鬼「西陰、お前に頼みたいことがある。
　一星から目をはなすな。」

・・・ゴーグル光った。。

西「・・・はい。わかりました。」

あ、一星充のほら話を広めてやる・・・！

ふっふっふ・・・大切な守を傷つけようとした罰だ・・・

『あとねー、一星充は恋愛的に野坂くんのことが好きなんだよー』

西「なっ！なんだって！！野坂さんを守らねば！」

鬼「A、嘘つくな。」

ゴーグルマンの一言を聞いた西陰はわたしを殴ろうとした。

まあ、よけたけど。

でもわたし、女だよ！
女の子に拳を向けるとは、けしからん！

鬼「A、付き合ってもらってありがとう。
　もう練習に戻っていいぞ。」

『あーい。じゃねー』

練習どうしよ。

そうだ！ⅮＥ技の新しい必殺技をつくろう！

わたしは外に出た。
で、歩いた。

で、迷った。

・・・練習できる場所は、どこ？

はあ・・・また迷子だよ。。
今月何回めだろ。

なんかここ薄暗いし

ん？なんか声聞こえるぞ。

わたしは声が聞こえるほうに足を進めた。

そこにいたのは

げっっ
一星充！

なんと一星充だった。

何やってんだろ・・・

手にはライター。
地面には、、守にもらったタオルじゃん！

一「やはり邪魔だな。
　鬼道有人。」

『なにが邪魔なの？一星充。』

驚いた顔で振り向く一星充。

『・・・それが本当の君なんだね。』

一「何言ってるんですか！僕は(『猫かぶりしなくていーよ。』

『この状況でごまかせると思ってんの？』

地面に落ちてるタオルと、一星がもってるライターを見つめた。

一「・・・はあ、まさか白結にバレるとはな。」

やっと本性をあらわした。