近づきたい、あなたに 。 【青】

−９ ページ9

どうして


目の前に


いるのだろうか


もう二週間も連絡していない


君が








翔太「おーい、大丈夫か？」


『なんで、こんなところに、』


翔太「たまたま近くで
仕事だったんだよ〜。
そういえばAの店
この近くだったなと思って！」


『わざわざ来たの…？』


翔太「最近連絡も
出来てなかったし、
安否確認？」


『なんだそれ笑』








彼はただ


来ただけ


なのに、


こんなにも


嬉しい気持ちになる


ほんとに


翔太は


ずるい








翔太「元気してた？」


『うん、翔太も元気そうだね』


翔太「仕事三昧だけどな〜」


『それだけ人気も出てきたって
ことでしょ？』


翔太「ありがたいことにね！」


『てか、翔太一人？』


翔太「いや、メンバーみんな一緒」


『じゃあ、早く戻りなよ。
みんな待たせちゃうでしょ？』


翔太「平気だよ。
なに〜？
俺に会えたの嬉しくねぇの？」







ほら、やめてよ


そういうこというの








身体が熱くなっていくのがわかる








嬉しいに決まってる








でもね、







『うぬぼれないの』







翔太の前じゃ


素直になれないんだよ

−１０→←−８

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す