７.Ｋｉside ページ8
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「〜〜〜〜…つ〜！…ひ〜〜ろ〜〜み〜〜つ〜〜！」
ハッとした。
…誰かに名前を呼ばれた…？
あの日のことを考えていたからか、一気に現実の世界に戻された気分だ。
「おい！無視すんなーー！おーーーい！！！！」
……ん？
…どっかで聞いたことある声。
「………おい！みつ！お前、藤ヶ谷と仲良かったの！？
さっきからずっと、みつのこと呼んでるけど！？」
そっか、さっきから俺を呼ぶこの声は藤ヶ谷の声だったのか。
…………なんて、呑気に考えてる場合じゃない！
はあ！？俺の名前！？なんで！？…散々関わるなって言ったのに…！
さっきまであいつ、女子にキャーキャーいわれて、男子に周り囲まれてたよな？
〜〜〜も〜〜！いつの間に…クソっ…！
そんなことはもうどうでもいいから、とりあえず早く誤魔化さなきゃ。
「…ん、え？…あぁ、違う違う。
きっと、こ、これは…ぁ…新手の、嫌がらせ？だよ、きっと…き、気にすんな」
「は？何言ってんの！？
こっち見ながら近づいてきてるよ！
しかも宏光って名前、なかなかいないから絶対みつのことだって！…え、何どういうこと！？」
隣の二階堂が騒ぎまくってる。
このままコイツを無理矢理引っ張って此処から逃げ出したいけど、今更そんなことしたら逆に不自然になってしまう。
〜あ〜〜もう！！！！
「っ…な゛ん゛で゛す゛か゛！？」
俺は、怒りが抑えられず、一つ一つの言葉に濁点が付いてるような返事をし、近づいてくる藤ヶ谷にゆっくりと目を合わせた。
「っ…はぁ〜、やっと返事してくれた、気づくのおっせーよ！どんだけ叫んだと思ってんだよ〜。」
ふにゃっと笑うその笑顔に一瞬…たった一瞬、だけど吸い込まれそうになった。
隣にいた二階堂、そして藤ヶ谷の隣にいた玉森も、口を開けてキョトンとしている。
俺と藤ヶ谷が会話をするなんて信じられない…って顔をしながら。
そして、
「一緒に帰ろ？」
そう言いながら、突然藤ヶ谷に手を掴まれてそのまま引っぱられた。
藤ヶ谷の手が俺を掴んだ瞬間、ざわめき出す周りの生徒たちと呆れ顔の玉森。
そして珍しく「おい、みつになにすんだよ」なんて怒りだす二階堂。
そんな人たちをスローモーションのように見つめながら、俺は手を引かれるがまま走り出した。
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藤北ラブ(プロフ) - 小説読みました。続きが気になります。更新待ってます。 (2016年6月7日 10時) (
レス) id: bc8d395f08 (このIDを非表示/違反報告)
ま き ぽ よ(プロフ) - 初めまして！コメントありがとうございます！キュンってして頂けるなんて嬉しいです〜（；＿；）これからも更新頑張りますので応援よろしくお願いします！☆ (2015年8月29日 0時) (レス) id: b6c124bb79 (このIDを非表示/違反報告)
ｒｙｒｈ(プロフ) - 待ってました！ いや、すいません。初めまして。興奮して初めてコメントさせていただきました。 キュンってしてやばいです。更新うを楽しみに待ってますが、無理せずマイペースで頑張ってください☆ (2015年8月28日 7時) (レス) id: 623662a882 (このIDを非表示/違反報告)
ま き ぽ よ(プロフ) - かばさん» 初めまして！コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいし励みになりますヽ(；▽；)ノ相変わらずノロノロ更新ですが、是非最後まで読んでいってください((o( ^_^ )o)) (2015年7月26日 3時) (レス) id: b6c124bb79 (このIDを非表示/違反報告)
かば(プロフ) - はじめまして(*^^*)brother楽しみに読ませていただいてます！良い展開になってきましたね〜藤北はやっぱキュンキュンします！！北山くんが自分の気持ちに気づくのを楽しみにしてます♪♪更新頑張って下さい(^o^)v (2015年7月23日 16時) (レス) id: a96195b9d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま き ぽ よ | 作成日時：2015年7月8日 1時
