brother

１３.Ｋｉside ページ14

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ーーーーー翌日。



昨日のことを思い出さないように、イヤホンで音楽を聴きながら学校までの道のりをトボトボと歩く。



朝起きたら隣で寝てる太輔にがっちりホールドされていたから、なんだか恥ずかしくって…

そのまま起こさないようにそろ〜っと腕から抜け出して、太輔の朝ごはんだけ作って、いつもよりかなり早く家を出てきてしまった。



コンビニ行って自分の朝飯買って、遠回りしながら行けば大丈夫かな。

…あ、帰ったらちゃんと太輔に昨日のお礼言わなきゃ。





なんて考えながらコンビニに入ったその時。




「〜〜〜みつ！！！！」


タッタッタッタッ…と駆ける音と共に俺を呼ぶ声。

あいつしかいない。



「二階堂！お前今日早いな！」


「今日さ、コンビニのバイト、朝からだ！って思って早起きしたのに行ったら違かったの！(笑)

だから、仕方ないから早く学校行こって思って、一旦帰って準備してここ通ったら偶然みつに会っちゃった〜」


「……お前、ほんとに相変わらず馬鹿だな」

「…は！？うるさいわ！(笑)」




正直ホッとした。

…一人でいれば嫌でも思い出してしまいそうだったから。

朝からテンションマックスの二階堂はウザいと思う時の方が圧倒的に多いけど、今は救われてる…。






「…ねえねえ、みつ、突然だけどさ…」

「ん？どした？」


「…みつ、藤ヶ谷とどんな関係なの？
俺隠されてるよね、色々と…」




………そうだった。

とうとうバレたんだった。

いつか言う時が来るとは思ってたけど、こんな早く来るなんて。



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