120話 ページ16
そしてやってくる放課後練習。
今日も今日とて新マネ育成に勤しもうと心に決めた。
「じゃあ花園さんはタオル運んでくれる？終わったら私達水道にいるし声掛けて」
「っ……はい！」
終わったら〜、の辺りから顔動かさずに目だけでどこかを向いていたが本当に大丈夫だろうか。
確認をしてみようと聞こうとすると、じゃあ行ってきますねっ！と言って走って出て行ってしまった。
「Aちゃんお疲れ」
「うん、及川もお疲れ」
溜息をついた私を死んだ魚の目をして、励ましていた。
及川の方が疲れていそうなんだけどな……。
ココ最近は及川と2人で帰れていない。
花園さんは私と及川が付き合っているのを知らない様子で、「とおる先輩！一緒に帰りませんか……？」と聞いたりしていた。
断ろうとすると、泣きだしそうになるのでなかなか断れず、部員みんなで帰ったりと二人きりは回避していたけれど……。
「はぁー……」
「お疲れのようね」
二度目の溜息。正確にはもっとついているけど……。
ドリンクを作りながら未来ちゃんが心配そうに私の顔をのぞき込んだ。
大丈夫とは言えず、まぁね……と苦笑いしながら答える。
「最近めちゃめちゃ花園さんに邪魔されてる感じがして……」
「それはぶっちゃけ私も思ってたけど。
でも国見が言うには、花園さん、及川が本命っぽいよ」
未来ちゃんの言葉にやっぱりそうだよねぇーとやるせない気持ちをドリンク(作り)にぶつけた。
そして着々と仕事は終わり、ドリンクも作り終わる。
「花園さんおっそくね？」
「それな。なにしてんだろ……」
未来ちゃんが手を組んで、部室方向の廊下を見つめる。
まぁ、いいや。先に持っていった方がいいだろうと思ってドリンクを体育館に運びに行くと、そこにはレギュラーメンバーを応援している花園さんがいた。
何やってんのこの子。
心の中でそう思っている私達とは裏腹に笑顔でみんなを応援している花園さん。
「皆さんかっこいいです！」などとほざいてやがる。もっとマシな応援なかったんですかね??
未来ちゃんがゆっくりと花園さんに近づき、声を掛ける。
「花園さん」
「ひっ……！な、なんですか……？」
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いちごみるきー(プロフ) - めらんこりっくさん» 私のなんて駄作ですから、あの、はい。すごく下から見てもらったら嬉しいです((( (2018年8月13日 22時) (
レス) id: faf0fe0e83 (このIDを非表示/違反報告)
めらんこりっく(プロフ) - いちごみるきーさん» うっひょあ！大好きだなんて照れますよぉ……///まさかコメントをいただけるとは……(泣)更新頑張ります……(菩薩顔)いちごみるきー様の作品も拝見させていただきますね！コメントありがとうございました！ (2018年8月13日 22時) (レス) id: a771853725 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるきー(プロフ) - 初コメ失礼します!!もうだいすきです早く見たすぎてやばいです、更新待ってます!!がんばってください！ (2018年8月13日 22時) (レス) id: faf0fe0e83 (このIDを非表示/違反報告)
めゆめゆ(プロフ) - めらんこりっくさん» 了解です (2018年8月9日 10時) (レス) id: f98621b8aa (このIDを非表示/違反報告)
めらんこりっく(プロフ) - めゆめゆさん» ありがとうございます！！こちらの方でも紹介したいのですが、URLとかって貼れますかね……？あっ、続きはボードでお話させていただいてもいいですか？ (2018年8月9日 0時) (レス) id: 8c203ad89a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めらんこりっく | 作成日時：2018年8月4日 22時
