好きだと素直に言えたなら Ⅱ《Ren.N》 (ページ7)

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story 55 : 廉 side ページ7

廉 side

Aのバイト先に着いて
紫耀に話しかけたら、なんかいつもと
様子違うくて。

廉『紫耀…？』

A『平野先輩…？』

紫『ん？Aちゃん今日も頑張ろね。』

A『はいっ！』

俺のこうゆう時の勘は無駄に当たる。
頼む。それだけはやめてくれ。

A『あ、私バイト着に着替えてきます。廉、平野先輩に迷惑かけないでよ！！』

廉『かけへんわ(笑)』

Aが居なくなると沈黙になった。
でもその沈黙を紫耀が破った。

紫『この前はちゃんと話できなかったけ(笑)』

廉『そ、そうやな。』

紫『２ヶ月前にこの街に戻ってきた。』

廉『元気そうでよかった。』

紫『Aちゃん、俺がこっちにいた時にいたっけ？』

廉『丁度入れ替わりくらい。紫耀がこの街引っ越してから、あいつが引っ越してきたから。』

紫『そっか、廉もあんな顔するんだな。』

廉『え…』

紫『すげー幸せそうな顔してた。なんか…『お待たせしました。』

Aが来て、会話は途切れた。
なんか…なんだよ。

紫『おかえりー、さぁ、頑張ろぉ！』

A『はいっ！廉、今日夕方までだけど、ずっといる？』

廉『んーそのつもりやけど、迷惑？』

A『いてくれる分には嬉しいけど、働いて(笑)』

紫『それありかもね(笑)よろしく、廉(笑)』

バイト着渡されて、そのまま働くことになった。
なんでやねんとも思ったけど、丁度いい。

お前がその気なら俺は全力で止める。

だって、紫耀。

お前はAのこと、好きなんやろ。