時・37 ページ39
◆ 太輔・side ◆
よくよく見れば…
似ている…
なぜ 気付かなかったんだろう…
Aが怒ったら こんな顔かもしれないのに…
「太輔、こちら 吉田 拓斗君」
「… 吉田です」
お、俺…
ペチン☆
「ちゃんとご挨拶!!」
「は!はい!藤ヶ谷 太輔です!!」
渉に後頭部を叩かれて慌てて挨拶。
「ガチ、マジもんかよ… 」
「だから、そう言ってるのに… 」
拓斗君は怪訝そうに、渉はクスクス笑っていた。
「わ、ワタ、な、なんで??」
「さて、何ででしょう?」
全然 教えてくれない渉…
ワタ、もしかして…
「藤ヶ谷さん、あの時の態度と全然違いません?わざとですか?」
!!
「どうしてくれるんです?もう昨日から泣きっぱなしなんすけど」
あ…
「熱は下がんないし… もう マジ勘弁してほしいっすよ… 金ないのに」
「熱!!酷いのか!?」
さっき言ってたのは Aのことだったんだ!
「あんた、わかってんの?あんたが酷いこと言ったんだぜ?」
「わかってる!それで Aは!?」
拓斗君に近づいた。
でも、拓斗君は一歩後ろへと下がる…
「… 微熱」
「微熱!」
でも、熱は熱!!
「病院へは!?」
「… だから 下がんなかったら… 連れて行くって」
そんな悠長な!!
「酷くなったら どうするんだ!」
「はぁ?どうもなんねぇよ、というかさ、あんたが言うこと?」
!!
そうだけど…
でも 俺の一言で…
「こんな奴のどこがいいんだか… うちの姉、どっかおかしいんじゃね?」
どこがって…
「とりあえず、そういうことだから、じゃ… 」
「ちょっと!!」
このままじゃ…
ダメだ…
「… 何?」
…
「Aに 謝りたい」
超 迷惑とは言ってはないが 熱が出たのは事実だろう。
今、俺にできることは…
「これ以上酷くなったら どうしてくれんの?」
「ならない!!だから 頼む!謝りたいんだ!!」
厳しい瞳が見つめる中、思いっきり頭を下げた。
「頼む!!」
…
…
A…
「… 勘弁してくれよ、何で コイツなの?」
… え?
「あ〜、もう、面倒くさいことになりそう… 」
「まぁまぁ、俺もフォローするから」
面倒くさいって…
でも、拓斗君は不満ながらも Aに会わせてくれた。
時の針は 少しずつ進む。
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時