時・29 ページ31
◆ 太輔・side ◆
北山に…
― 『 アイドルにオッサン発言はNG!! 』 ―
と、懇々と説教された。
渉は『 ざまあみろ 』と大笑い。
「マジ、ムカつく〜!!」
帰ってからも ふと思い出し ムカッ。
「ああ!もう 飲む!!」
ガチャっと勢いよく開け、ビールをひと缶。
でも、飲まず、冷静に元の位置に戻した。
「すきっ腹にアルコールはダメ。何か買ってこよ〜と」
Aと会ったコンビニへ出かけることにした。
玄関を開けると… 何やら音が…
「ゲッ、雨 降ってる… 」
降りだしたばかりか まだ酷くはなかった。
雨は嫌だが、コンビニまでは歩いて5分。すぐに 好きな物を物色。
「ありがとうございました」
バサッ!!
「酷くなる前に 帰ろうっと」
ん?
…
あれ、あの後ろ姿… ?
「似てる… ?」
前を歩く、黒い傘の二人組…
女性の方は、後ろ姿がAそっくり。
「だから、ちゃんと伝えたって」
「え〜?全然、聞いてな〜い」
… 声まで似てる…
でも、男の方は… 知らない声…
東さんじゃない。
「でも、ご飯 どうしよう」
「なんでもいいって、それより、もっと寄れって、俺が濡れる」
傘をさす腕に そっと掴まり 寄り添う二人…
「いつまでいるの?」
「明後日 帰る」
ドクン、ドクン… と心臓の音が耳に響く。
「違う… よ、な?」
他人の空似…
ザァーーー…
「… A… ?」
…
!!
ピタリと止まった足…
傘がゆっくり上がり、こちらに振り向いた。
「あ、藤川様!」
…
誰だ…
その男…
ジッと見つめる 怪訝そうな瞳。
俺を品定めするかのように見てる…
相当 若い… 大学生くらいか?
背が高く 色白… 玉っぽい。
「こんばんは!」
ねぇ、誰…
そいつ…
「藤川?誰?」
「あ、あのね、その お友達… 」
と…
…
友達… だよな…
俺…
「へ〜、友達… 様付けなのに?」
「こんな時間に会うなんて 嬉し… あ!いえ、お、お買い物の帰りですか?」
俺の手荷物を見て 笑顔のA。
なぜだろう…
いつもの笑顔なのに…
すごく嫌だ…
「… 藤川様?」
ザァ――――…
…
こんなこと言うつもりなかった…
でも…
全部、Aが悪いんだ…
そんな笑顔を そいつにするから…
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時