時・1 ページ3
キュッキュッ。
「うん!超綺麗!!」
「曇ってて わかんねぇよ」
むっ…
人が気分よくピカピカに窓を磨いてるのに文句ばかりの人は、東 慎弥さん。
太輔と同じ31歳、独身。
「東さん、たまに 褒めてくれてもいいのに」
「はぁ?なんで?ただの窓掃除に褒めなきゃいけないわけ?」
…
「ですよねぇ〜… もういいです」
「あ〜、客 来ねぇなぁ〜… もうこの天気が悪いと思うんだよな… 」
この最近 雨続きで 客足ぱったりの我がお店。
東さんじゃないけど 暇でしょうがない。
あまりに暇で普段やらない掃除や書類整理をやっていた。
とうとうやることがなくなって 大きな窓の掃除。
「上の方、まだ曇ってるぞ」
「え〜?そんな上 届きませんよ」
3メートル以上あるショールームの窓…
手の届く範囲が限られている。
「脚立 乗れば?」
脚立か…
言うだけ言って何もしない東さん、この人に言ったところで代わりにやってくれることは絶対にない。
しょうがなく、併設の整備工場のピットから脚立を借り、ショールームに持ち込んだ。
ガタッ…
「上の方だぞ〜」
わかってるつーの…
「よいしょっと… 」
「… わぁ… 眺めいい… 」
ショールーム全体もよく見えるけど、目の前の道路もよく見える。
「相変わらず、東京って所は せかせかしてるよね… 」
車も人もどこへ行くのか 目まぐるしく目の前を去っていた。
「さてと… 」
〜 ♪♪
「ん?」
「いらっしゃいませ」
… あ、お客様…
…
…
「ようこそ」
…
「こんにちは」
すっぽり被った黒のパーカーに大きなサングラスにマスク…
パーカーから見える髪はトイプーみたいなふわパーマで茶髪…
あ〜… ヤンキーのお坊ちゃまかも。
でも、東さんはカモと思ったのか 満面の笑みですり寄って行った。
「本日は どのような?」
「ちょっと、車を買え替えようかと… 」
…
…
パチッ…
あ…
目が… あった…
あれ… この瞳…
「… 白… … 」
??
「っ!!」
え??
「お客様!こちらへ!」
「え… あ!… はい」
なぜか東さんが慌てて脚立の前に来て お客様の体を回転。
私に背を向けてしまった。
グイグイと押し、ショールーム内にあるカフェスペースへ案内。
「白?」
何が 白??
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もえぴっぴ。 - こんばんは。是非とも続き読みたいのでパスワード知りたいです!お願いします。 (2022年11月1日 20時) (レス) id: 066065d151 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - みいまる先生さん» みいまる先生さん、こんばんは(*^▽^*) 亀猫と申します。メッセージ欄の方へお返事してありますので確認をよろしくお願いします。メッセージありがとうございました。 (2022年10月11日 23時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
みいまる先生(プロフ) - こんにちは。 初めて主様の作品を読ませていただきました!ぜひ続編も読みたいのでパスワード2を教えてください🙇♀️ (2022年10月11日 13時) (レス) @page50 id: b1e991385d (このIDを非表示/違反報告)
琉衣(プロフ) - コンニチハ!先程メッセージ欄見ました! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d7ec384554 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 琉衣さん» 琉衣さん、こんにちは。あの、メッセージ欄って見たり書いたりできますか?コメ欄では発行してないの〜! (2021年12月18日 15時) (レス) id: d73310e050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亀猫 | 作成日時:2019年1月19日 22時