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42.楽しげに ページ43







「私もそれは思いました。でもAさんも見ていたように、当たり前のように円盤が回る姿を見れていた……


ただ、周りのテーブルと違うところがあったんです。




それが_____『照明の位置』」





「照明?話で逸らしてたとかじゃねえんだ?」



「あぁ。ぺいんとの言ったことも最初はあったが……さすがに無理だと思ってたんだろう。


照明が円盤の縁に丁度当たるように設計されていて、私たちは光の反射で上手く見れなかった……だとすれば、向こう側の思うつぼ。」



「反射で見えないことをいいことに、数字を合わせていた……?」


「それに気付いたのは凄いけど、トラゾーも当てたんでしょ?数字」





トラゾーさんの推理は大当たりだった。何度か反射が強いと感じていたけれど、それが鍵になるなんて。

クロノアさんの問いに、トラゾーさんはふ、と笑いを零す。



「あれは簡単な話で、磁石にくっつきそうなものを裏につけて調整しただけです。すぐ気付かれると思ったんですけどね…中々バレなかったので楽しめましたよ」






そう言って笑うトラゾーさんはほんとに楽しそうで。
それを見たぺいんとさんはガシガシと頭を搔いた。




「っ〜〜!トラゾーが解決してくれたのは感謝してるけどっ帰ってから報告書は書いてもらうからな!!」

「えぇ〜…俺頑張ったのにぃ…」



文句は聞きません!とキッパリ断ったぺいんとさん。くすくすと笑うクロノアさんとしにがみさんにつられて笑っていれば、車が止まった。





「さ、着いたよ。A」

「あ、うん………あれ、」



ドアがサッと開いたので降りようとすれば、そこに居たのはクロノアさん。
…いや、確かにクロノアさんはずっと居たんだけど…





「……運転、誰がしてたの?」





もしかしてしにがみさん?と見たけれど、彼は既に車から降りていた。会話をしていたから残り2人も違う。……ということは、



「…あぁ、いつもはトラゾーが運転なんだけどね。

今日は特別に俺らの専属マネージャー…冠さんに来てもらいました」


「はじめまして」


「は、…はじめまして」





クロノアさんが運転席に向かって手を出せば、窓がゆっくりと開き見えたのは若い男性。
…専属マネージャーなんているんだ……


そう思いながら会釈をすれば、彼はクロノアさんと何かを話し合って車を発進させた。













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かめそん(プロフ) - 羽鶴さん» コメントだけでなくお気に入りにまで入れてくれてありがとうございます…!とっても嬉しいです!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (11月11日 11時) (レス) id: e5672cfe47 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 鳥籠の中面白かったです!夢主ちゃんが可愛いし、恋愛表現が無い所がお話を読みやすくてよかったです!お気に入り作者様に追加させて頂きますね、がんばってください! (11月10日 16時) (レス) @page43 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かめそん | 作成日時:2023年8月20日 13時

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