【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう １４

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「……なんですか？」









と「…お父さんから色々、聞いたんだ、最近息子さんどうですか、って」









蒼山くんの肩が揺れる。




話し出す気配はない。









と「そしたら実は離婚することになった…息子をどちらが引き取るか争ってる……って聞いてさ」









辛かったよね、





苦しかっただろう






勉強頑張っていたのにね、









……そんなの、ただの同情であって。




俺はそこまでがむしゃらに頑張ってきたことが無いから、全ての気持ちを理解することは出来ない。









はぁ、とため息をつく彼に、俺は思わず謝ってしまった。









「あ、いやっ………全然気にしてない……は嘘ですけど…









ここまで自分が邪魔者扱いされると……









悲しい、ですかね…」









苦笑いで言う彼に、胸が痛い。








全ての気持ちは分からないけれど、



今の状況、彼の気持ちを助けたい。









…そんな気持ちよりも、行動が先に出た。









と「…………邪魔者なんかじゃないよ、





君はそんな存在じゃない」









そう言って、俺は蒼山くんを包み込むように抱きしめる。









暖かく、少し小さいその存在。









………もう大丈夫。









口には出さなかった。





ただそう感じた。









彼は静かに、ボロボロと、涙を流していた。









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