【akgmクラフト】幸せにするから一緒に暮らそう １４

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俺もつられて、職員さんが入れてくれた紅茶を飲んでいると、そうだわ、と言って名簿を取り出した。









「実は、少し前に智くんみたいな子がここに入ってきたのよ」









名簿と一緒に取り出したのは、個人情報が書かれている資料。



その子に何があったのか、何歳なのか色んなことが書かれている。








職員さんが指した名前は……









と「………緑賀見、翼……って、」









「…え、もしかして知り合い？」









と「あ、いやっ……








実は、さっきシェアハウスのこと話したと思うんだけど…


そこに住んでる人の同僚がこの子の父親だったみたいで……」









今日の朝、watoさんに同僚さんの名前を確認すれば、緑賀見と言っていた。





名簿の名前を一応全部確認したけど、それらしい名前はこの子しか居ない。









枠には高校生と書かれていて、顔写真も貼られていた。




………爽やかな子だけど…やっぱり少しやつれてる気がする。












「そうだったのね……じゃあ、ある程度の事情は知ってる感じかしら」









「全部聞いたから分かるんだけど………







この子、将来のこととか話してたりする？」









「…うーん、



この子が年長さんで周りの子のお世話は沢山してくれるんだけど、自分のことはあまり話したがらないわね」









……なるほどなぁ…





………やっぱりこの子、直接会って話してみたいかも









と「………ねぇ、今度またここに来ていいかな、



ちょっとこの子気になるんだ」









「えぇ、もちろんいいけど…」









少し困惑している職員さんに、俺は笑顔でありがとうと伝えた。









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