其ノ弐 ページ3
side:A
「御館様のお成りです」
あまね様の凛とした声が聞こえた。
私たちは直ぐに御屋敷に入り、跪く。
産屋敷「おはよう、みんな。今日もいい天気だね。
空は青いのかな?顔ぶれが変わらずに半年に1度の柱合会議を迎えられたこと、嬉しく思うよ」
...やはり御館様の病は進行してしまっているか...。
もう視力がないほどなんて...
まふまふ「御館様に置かれましても御創建で何よりです。」
産屋敷「ありがとう、真冬。」
御館様はいつもの笑顔を絶やさずにそういった。
御館様のお傍にいたり、声を聞いたりしたらほわほわ〜ってする。
んんー、まふみたいに語彙力ないから表せないね...
不死川「今回は随分と招集された鬼殺隊隊員が多いように見えるのですがどのようなご要件で?」
...不死川さんは嫌いなんだよなぁ...雰囲気が。
あと伊黒さんも嫌い(´・ω・`)
あの二人は何回会っても慣れないんだよ...
産屋敷「...うん、そのことなんだが、最近鬼の量がかなり増えてしまっている場所があってね...」
いつもゆったりとした喋り方の御館様が、きょうは少しぴりりとしていた。
それほど重要な場所なのだろうか?
そらる「...失礼ですが、その場所とは?」
産屋敷「...【
「「「「「!?」」」」」
海に鬼が出るなんて初めて聞いた。
今までは陸での戦いだったからだ。
産屋敷「でもね、それと同時に」
ざわざわ、とする私達を唇に指をそっと当てて静かに、と伝える御館様。
...鬼を倒す以外にも行く目的がある?
産屋敷「君達には重なる休暇も少なかったと思うから、ついでにバカンスも楽しんでおいで」
ぱち、っと御館様が指を鳴らすと、あまね様が私たち全員分の必要な荷物を持ってきてくださった。
御館様がバカンスって言った、御館様がバカンスって!!←
産屋敷「思う存分、楽しんでおいで。あ、でも任務だということも忘れずに。」
「「「「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」」」」
再び跪くと、御館様は私に近づき、そっと頭を撫でてくださった。
『ありがたき幸せ...!』
私の顔をじっくりと見て、満足気に御屋敷の御館様のお部屋へと、入って言った。
『はぁ...御館様ホント大好きだわ...』
「「「「「....」」」」」
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U - グッドォォォ (2023年1月4日 17時) (レス) @page12 id: e315cc16fd (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα(プロフ) - ぶぃ、さいんさん» おま、いつの間に!!!!あんがとな!! (2020年8月4日 17時) (レス) id: 06f5af4473 (このIDを非表示/違反報告)
ネリネ(プロフ) - お館様を激推ししているので、ぎゅーはキュン死しそうになりました。 最高です! (2020年7月24日 23時) (レス) id: 3dce6c1b23 (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん - あ、好き…やっぱ天才やなぁ (2020年5月9日 21時) (レス) id: 1a571a3bad (このIDを非表示/違反報告)
SURUMEα - キツネ.クラークさん» 題名めっちゃ考えた上でこれしか見つからなくて(泣)褒めていただけて嬉しいです(*´∀`*) (2020年3月25日 0時) (レス) id: 2c1f0bbea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SURUMEα | 作成日時:2019年10月20日 21時