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全員集合 ページ8

寂「??……あ、あれ左馬刻じゃない??」

「ん??……嗚呼、あの車はまぁ左馬刻だろうな…」

シブヤ駅のロータリーに入ってきた黒塗りの高級車を見つつそんな話をしていればドアが雑にバンッと開いた。


左「……あー……」

乱「……血塗れですね」

寂「血塗れだねぇー……」

「大方返り血だろうがこえぇわ、どっか風呂にでも突っ込ませろ」



――――……近くの風呂場に左馬刻を突っ込んでから、とりあえず移動することにした。


「……あれだな、出来立て饅頭」

乱「??……嗚呼、左馬刻君…??……ふふっ、確かにほかほかしているしね」


風呂上りに売店でアイスを買いに行った左馬刻と寂雷を見つつ呟けば乱数がクスクスと笑う。



乱「……多分だけど、此処は私たちが今朝までいた世界とは異なる世界なんだろうと推測しているよ」

「…まぁ、それが妥当だろうよ。そもそも中王区が『存在』してることが可笑しい」

そんな話をしつつも煙草に火を付ければ紫煙が宙に踊る。


乱「……だけどね、この四人がいる限りはたぶん大丈夫なんじゃないかと…そう考えてる私がいるのも事実だね」

「……ま、俺らでどうしようもねぇことは誰にとってもどうしようもねぇことだな」

クスクスと笑う乱数を横目に買い物を済ませたのか戻ってきた二人に視線を向ける。


「けぇり」

左「なんかすげぇ種類があったから迷っちまって…あ、A奢ってくれてありがとな!!」

寂「駄菓子屋さんみたいでなんかワクワクしたなぁ…僕、駄菓子屋さんには行ったことなかったし…あ、これ乱数の分ね!!似た名前だからラムネ買ってみた!!」

乱「行ったことがない……今度皆で行ってみるのも面白いかもしれませんね…嗚呼、ありがとうございます寂雷」

(此処だけ見たら完全に遠足のノリなんだよな…)


煙草を消しつつ和気あいあいと駄菓子を食べる三人を見ては少し頬を緩める。


左「あ、Aが久しぶりに笑った」

乱「ふむ…一週間ぶりでしょうか??」

寂「もー…A表情筋死んでるのー??」

「…これでもお前らの前では表情出すようにはなってんだぜ」


三人それぞれの反応を聴きつつ返事を返せば一番近くにいた左馬刻の頭を撫でる。


左「んっ……えへへ…」

キュッと目を閉じるもそのまま嬉しそうに微笑みを浮かべる左馬刻。

寂「あー!!いいな左馬刻ー」

乱「ふむ…本当に興味深いね」

羨ましがる寂雷と興味深そうに見る乱数。




これが俺たち『The Dirty Dawg』だ。

これからのこと→←俺とアイツら



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クレイ(プロフ) - 面白い続きがみたい! (2021年6月10日 9時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - とても面白いので更新お願いします! (2020年12月2日 6時) (レス) id: 3517e93929 (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 少々過去のコメントを非表示にさせて頂きました。決して悪質なコメントでは無いです。続きを楽しみにしていますので、更新お願いします。 (2020年4月16日 14時) (レス) id: f062d87fbb (このIDを非表示/違反報告)
田中 - 続きはどこにありますかね…?とてつもなく続きが気になります。ゆっくりでいいので更新お願いします! (2020年4月16日 14時) (レス) id: e8b38b263d (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - あと、続きとかはないのでしょうか?!物凄く気になるところで終わっているのですが、もう完結扱いなのでしょうか?是非、続きが読みたいです!続きが読みたいです!更新、頑張って下さい! (2020年4月3日 12時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@黒 | 作成日時:2019年7月14日 15時

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