変身 ページ10
スタッフ「「「いらっしゃいませ!!」」」
「……乱数、此処は??」
乱数に連れられてついて来た先は美容室のような場所だった。
乱「ナイショ!!さっき予約してた僕だけど、この子お願いねっ!!」
スタッフ「はい、お任せください!!この店の名において完璧に仕上げてみせますわ!!では此方へどうぞ」
なんだかよく分からないが気合が十分なお姉さんに奥の部屋に連れて行かれた。
「一体今から何を??」
スタッフ「あら、飴村様からお聞きになっていないので??今から変身させます!!」
「……俺はいつから魔法少女になったんだろうか…??」
お姉さんの言葉に首を傾げていればクスクスと楽しそうに笑うお姉さん。
……何か面白いことを言っただろうか…??
あの後は凄かった。
あっという間に髪を切られ、風呂に入れられ、よく分からないがマッサージをされ、恐らく乱数があの店で買ったと思われる服を着せられ、耳に磁石で出来たピアスのようなものを付けられ、そして何故か化粧をされた、男だぞ俺は。
(というか、この服学生服っぽい。高校の時が懐かしい……嗚呼、隣の席の佐藤は元気だろうか)
乱「出来たぁー??……!!……A、似合ってるよ!!」
「…そうか??」
今の俺の服装は黒いシャツにチャックの付いている赤いパーカー、その上に学生服を着て、右腕に赤いバンダナを巻いていて、右手首にブレスレットのようなものを付けている。
下も学生服のズボンに、何か左腰に紐みたいな何かが付いている。
乱「うーん……まさかこの姿をまた見れるなんて……」
スタッフ「本当にそっくりですものね!!」
自分の格好を鏡で見つつ、改めて自分の見た目の変化のしように感服する。
乱「ねーねーA!!写真撮ってもいい??」
「嗚呼」
何処から取り出したのか、自撮り棒を手に俺の横に来れば写真を撮り出す乱数。
何処か乱数が楽しそうで、ほんの少し頬を緩める。
少しは案内と買い物に付き合ってもらったお返しが出来ただろうか。
乱「ねぇねぇA!!コレ僕のSNSに上げてもいーい??いいでしょ!!」
「別に構わないがこの格好どうするんだ??」
自分の今の格好だけを見れば間違いなく高校生だと勘違いされそうだ。
乱「このまま夜まで遊ぼうよ!!いいでしょ??」
「…まぁ、程々にな??」
乱「やったー!!」
嬉しそうにその場でピョンピョンと跳ねる乱数を見てから、俺はもう一度鏡に視線を向けた。
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だふにあ - 続きをお待ちしています!!!!!!!とても気に入りました!!!!!!! (2021年6月16日 19時) (レス) id: db3e93e9ba (このIDを非表示/違反報告)
白玉うどん - 続きお待ちしてます!!頑張って下さい!!めっちゃ好きです!! (2021年5月21日 21時) (レス) id: fccb4e77b5 (このIDを非表示/違反報告)
ふーちゃん(プロフ) - 続き待ってます!頑張って! (2021年4月11日 18時) (レス) id: 9172c0bbed (このIDを非表示/違反報告)
@黒(プロフ) - 半分ニートガールさん» コメントありがとうございます!!実は私も結構この設定はいろんなシチュエーションが書けるので面白いです(((更新がんばります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
@黒(プロフ) - 文月さん» コメントありがとうございます!!面白いと言っていただき嬉しいです!!更新ゆっくりですが頑張ります!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 124f92440d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@黒 | 作成日時:2019年3月21日 16時