＊ ページ4
轟「麗日もなんか飲むか??緑谷にも一本やったから麗日にもやるよ」
麗「え!!いいの!!なんか申し訳ないなぁ…」
こうして麗日に飲み物を買えば、俺たち三人で暫く世間話のようなものをした。
上「お、共有スペースに珍しい面子が揃ってんな」
切「部屋戻ってた方が良いぜ、今から爆豪来るしよ」
不意に後ろから声がすれば上鳴と切島が歩いてきた。
(……夜中だってのに妙に人が多くないか??………まさか……)
上「言っとくが幽霊じゃねぇからな??」
俺の考えが分かったのか苦笑をしつつ否定する上鳴。
緑「そうなの…??…こんな真夜中なのに大勢集まるだなんて…やっぱり一回見た僕だとつい疑っちゃうな……あ、轟君、上鳴君と切島君が僕とかっちゃんの所にきた幽霊だったんだよ」
轟「そうだったのか、それでお前らは何でこんな時間に??」
切「爆豪の奴がその幽霊相手にキレてよ、それで先生に事情を聴かれてたんだよ。俺たちは偶然居合わせただけな??…まぁ、幽霊の話してたら遅くなっちまったんだけどよ…」
問いかければ妙に納得できる答えが返ってきて頷く。
(確かに、害が無かった緑谷と違って千円持って行かれてるしな。爆豪ならキレそうだ…)
緑「かっちゃんが来るなら僕は先に部屋に戻ろうかな…麗日さん送っていこうか??夜ももう遅いし…」
麗「大丈夫だよデク君!?」
轟「いや、送ってもらえ。さっきの幽霊の話もある、緑谷なら一回見てるから大丈夫だろ」
切島と上鳴はもう部屋に戻っていったようで、俺は緑谷と麗日の背中を見送る。
緑「それじゃあおやすみ轟君!!……あ、飲み物二本もありがとうね!!」
麗「おやすみー轟君!!」
轟「嗚呼、気を付けろよ」
エレベーターに乗り込んだ二人を見送れば、ふと違和感を覚える。
(……『二本も』ありがとう……??)
妙な言い方だと首を傾げていれば、複数の足音と話し声が廊下の方からまた聞こえてくる。
轟「…今日は妙に人が多いな…まさか今から来るのが幽霊、だったりしてな……」
緑「―――……あれ、轟君??」
後ろから聞こえた言葉に俺は一瞬固まり振り返る。
後ろには、さっきまで此処にいた筈の緑谷、麗日、上鳴、切島、そして爆豪が居た。
思わず持っていた缶を落とし、カランッと音がする。
麗「わぁ!?!?大丈夫、轟君!?!?」
切「うぉ!!落としてんぞ轟!!」
慌てるような声を遠くに聞きながら俺は目を見開く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天喰ルナ - 面白いです！！応援してます！更新頑張ってくださいね！ (2021年1月21日 20時) (
レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯弔銀時晋介丁 - 面白いんや、何でだ。なんで@黒さんの作るのは私にどはまりするんだ (2018年10月30日 16時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
アイ。(プロフ) - 寮から出られないって、もし霊だとしたら、地縛霊かな……。 (2018年10月24日 18時) (レス) id: b23522634a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - なんでここ荒れてんの (2018年10月24日 4時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
か。 - リルさん、この人体に追う傷よりも心の傷を深く大きく残ることを他人にやらかしてますよ。 (2018年8月9日 1時) (レス) id: eef33ae380 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＠黒
| 作成日時：2018年7月20日 18時
