ラッキースケベ:紅白少年と ページ8
貴方「……お」
?「………お」←
……俺って階段に縁があったりする??←
昼休み、昼食を食堂で食べ終わり教室に戻ろうと階段を上っている最中…――――
ボンッ!!――――
(……また階段か??)
いつもの如く、個性特有の気配を感じ取れば足を止め辺りを見渡すも特に問題は無い。
首を傾げつつ階段を上り、踊り場に来ればそのまま階段を上ろうとしたが、ふと目の前に影が落ちる。
ドンッ!!――――
(お……あ、これ倒れる)←
ぶつかったところまではいいが、相手が足を滑らせたのか体重を掛けられる。
流石に体制が崩れた状態だと耐えれるわけもなく、そのまま重力に従って踊り場に二人して倒れこむ。
貴方「…大丈夫か??」
?「っ…嗚呼……悪いな…」
倒れてきた子は声からして少年らしく、視線を下せば紅白の色の髪が映る。
……中々鮮やかな髪色の少年だな←
ムニュッ…――――
貴方「……お…」
?「………お」
起き上がろうとしたのか少年が手を付いたのはいいが、その場所が俺の胸だった。
?「……わ、悪い……そ、その…わざとやった訳じゃないんだ」
ソッと手を離せば、デク少年程ではないが顔を赤らめながらそう弁解する紅白少年。
……この反応は中々新種だな←
貴方「嗚呼、気にしてないから大丈夫」
そう言いながら上半身を起こせば首を傾げる。
貴方「それより少年に怪我は??」
?「嗚呼…俺はお蔭で大丈夫だが…」
貴方「それならいい、今度からは前を気を付けて」
俺の上から青年が退けば立ち上がり、頭をポンポンとすればその場を立ち去る。
ボンッ!!――――
貴方「お…元に戻った」
階段を上がり、曲がり角を曲がれば元の男の姿に戻る。
全く…階段の踊り場に行ったらいっつも押し倒されてないか??←
そんなことを考えていれば、後ろから走ってくる音が聞こえる。
……あれデジャブ…??←
?「っ…なぁアンタ、さっき髪が腰ぐらいまである女子生徒見なかったか??」
……あれデジャ(((
貴方「…見てないが、何かあったのか??」
?「…いや、もし見つけたら1-Aに来てほしいって言っててくれっ」
そう言っては紅白少年は走り去っていった。
……なんだろう、デク少年といい、紅白少年といい…。
(…何がそんなに気になるんだ??謝りたいとかそう言う事なら別に慣れてるからいいんだが…)
そんなことを思いつつも、俺は大人しく教室に戻った。
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ゼロ(プロフ) - 談さん» あれ?またいる… (2019年10月13日 15時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
ちょこきゃらめる - うむ。ご馳走さまでござる( ˙-˙ ) (2018年12月23日 8時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯弔銀時晋介丁 - ありがとうございます人( ̄ω ̄)貴方は神だ。 (2018年7月30日 4時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@黒 | 作成日時:2018年6月20日 0時