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緑の少年の独白 ページ3

それは、何の変哲もなかった朝の登校時間。


……事件は校門で、唐突に起きたんだ――――




緑「おはよう麗日さん!!」

麗「おはようデク君ー!!」



いつも通りの登校時間。

校門にくれば前を歩いていた麗日さんに声を掛けて隣に並べば、ふと前から綺麗な女の子が歩いて来たのが見えた。


(わ……綺麗な人だなぁ……制服着てるってことは同じ雄英生なのかな…??)


腰の辺りまで伸びたサラサラした髪に、紫の瞳。

周りの人も彼女のことを見てて、隣の麗日さんも、

麗「綺麗な人だね…」

と見惚れていた。


…その時、その人と目が合った気がした。


(え!?!?目合った!?!?)


ビュォオオオオオオ!!―――――



そう驚いた時、突風が突然吹いて来て周りの人たちは目を閉じたり鞄で風を避けたりしてた。


緑「わぁ…!?!?」

僕も目を閉じれば風が収まるのを待っていたんだ。




バッサァアアア!!―――――



(……え??バッサァ……??)


貴方「…お……」


緑「……!?!?!?」


思わず目を開けば、あろう事か彼女のスカートが風で捲られ……――――。


(……うわぁああああああ!?!?!?)


思わず目に入った光景に顔を真っ赤にしてはそのまま固まってしまう。

周りの人も視界に入ってしまったのか固まっている人も大勢いた。



しかし彼女は風が収まってくれば、スカートをパンパンと軽く叩いてそのまま何事もなかったかの様に校舎に向かう。


麗「うー……風が強いね……ってどうしたのデク君!?!?顔真っ赤だよ!?!?」


固まった僕を見て驚く麗日さんに返事が出来ずに、僕は暫く固まっていたけれど、ハッと我に返れば走り出す。

緑「…っ……麗日さん!!先教室行っててッ!!」

麗「へ??…ってデク君!?!?」



慌てて彼女を追う様に校舎に走れば、彼女の姿は無かったけれど男子生徒が居たために慌てて問いかける。

緑「!!…あ、えっと……髪が腰くらいある女の子見なかった!?!?」

?「見なかったが…どうかしたのか??」

緑「え……」

そう問いかけられれば、さっきの光景を思い出しまた顔を真っ赤にする。


(…い、いや!!確かに見たものは見ちゃったけど!!僕は謝りたいだけであって…!!別に彼女ともっと話したいとかそういう訳じゃ…!!)


緑「は、話したいことがあるだけだからっ!!」

内心では言い訳をしながらもそう言ってはその場を走り去り彼女を探す。




緑「……っ……どうしよう……」


少ししてドキドキと止まらない心臓をどうしたものかと、その場でしゃがみこんだ。

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ゼロ(プロフ) - 談さん» あれ?またいる… (2019年10月13日 15時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
ちょこきゃらめる - うむ。ご馳走さまでござる( ˙-˙ ) (2018年12月23日 8時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯弔銀時晋介丁 - ありがとうございます人( ̄ω ̄)貴方は神だ。 (2018年7月30日 4時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
- 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
- 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@黒 | 作成日時:2018年6月20日 0時

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