【ヒロアカ】ラッキースケベの受難 (ページ2)

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ラッキースケベ:緑の少年とページ2

いつもと変わらない、朝の登校時間。

そんな何気ない朝にも、俺の個性は中々厄介な種を落としていった…――――

ボンッ!!――――

貴方「…お」

いつも通りに登校していれば、曲がり角を曲がったところでいきなり女になりビクッとする。

(……??……今回は俺がこけるのか??)

いつもなら曲がり角でぶつかり何かが起こるのだが、今回はそれが無く首を傾げる。

……というか相変わらず足がスース―するなこれ←
制服も女物に変わるって律儀な性格してるなこの個性←

？「おはよう麗日さん!!」

？「おはようデク君ー!!」

校門の近くに来れば、大勢の生徒たちの挨拶が行きかっていた。

(……それはいいんだが、何処で個性は発動するんだ??)

今まで無い事例に首を傾げていれば、突然後ろから突風が吹いた。

ビュォオオオオオオ!!―――――

バッサァアアア!!―――――

貴方「…お……」

驚く間もなく、見事に俺のスカートは風で捲れ上がった←

(なるほど、こういうのもあるのか)←

？「……!?!?!?」

丁度目の前に立っていた、緑の髪の少年も含めて辺りの生徒に下着を晒す羽目になってる←

(おーおー、少年顔真っ赤だ)←

風が収まってくれば、スカートをパンパンと軽く叩いて、そのまま何事もなかったかの様に校舎に向かう。

え??恥じらい??

……いや、元は男だしなぁ……まぁ男子高校生に夢を見せれるならいいんじゃないか??←

周りの生徒が固まる中、そのまま校舎に入り人気が無いところに来れば音が鳴る。

ボンッ!!―――――

貴方「お……こういうラッキースケベもあるのか…」

漸く戻った男の姿に手を見つめれば、後ろからバタバタと足音が聞こえ振り返ればあの少年が赤い顔で走ってきた。

？「!!…あ、えっと……髪が腰くらいある女の子見なかった!?!?」

うん、俺←

……とはまぁ言えるわけもなく誤魔化す。

貴方「見なかったが…どうかしたのか??」

？「え……」

そう問いかければ思い出したのか顔を真っ赤にしつつも、

？「は、話したいことがあるだけだからっ!!」

と顔を真っ赤にしつつ走り去っていった。

………元気だなぁ…←

(ど、どうしよう……ちゃ、ちゃんと謝った方がいいよね!?!?)

(男の子って元気だよな……俺も男か)