検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:2,323 hit

66(弟者視点) ページ3

あまりの緊張感に力が入っていておついちさんを見て安心したのかAさんは突然力を無くしたように膝がガクンとなった

倒れるかと思ったけどさすがはおついちさんだ
ちゃんと支えてあげている

俺はホッと胸を撫で下ろすと川上さんに目をやる

おついちさんの突然の登場にビックリしたみたいだけど、おついちさんが一瞬彼女を見たけどすぐにAさんに優しく接する姿を見て悔しそうな顔をして2人をじっと見ている


女の人の嫉妬というのも怖いが彼女は元々、相手にされてないなかったのだ

聞いたことはないけれど身体の関係とかはないだろうし、2人で食事など行ったこともないだろう

会うのはたいていウチの事務所だったし、基本おついちさんと2人きりではなく兄者がいるか俺がいるかしているから

これは俺達が本格的に活動することになってから決めたこと
仕事関係の女性とは2人きりで打ち合わせなどしない

仕事関係の女性とは関係をもたない
打ち合わせなどは必ず3人の内2人が同席することなど

だから川上さんは1度もおついちさんと2人きりになったこともない
でも俺達が居る前でも堂々と無理矢理腕を組んできたりしていて俺達が注意しても止めないから担当者さんを変えてもらっていたのに懲りずにあの日来たからビックリしたのだ

やれやれと思っていると隣で静かに見守っていた兄者を思い出した
やけに静かだと思ったけど静かすぎる

ゆっくりと目を兄者に向けると冷たい眼をして川上さんを見ていた

弟者(あ〜あ…これはマジでキレてる)


ウチの兄貴はキレたらマジで怖いので俺はそっと離れる

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←65



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:時音 | 作成日時:2023年8月27日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。