作詞した。~3rdSeason~

アイカ ページ30

言葉を忘れたまま抱き締めた
その方が幾分か楽に感じた

騒がしい街並みに耳を塞いで
こぼれ落ちたものはひとりぼっちだ


何故だろう 僕らは望むほどに
望まれるほどに足がすくんで

居場所も行き場も霞んでいく
留まれる場所も壊れていく


生きてるだけで泣きたくなるよ
生きているから苦しくなるよ
手も足もばらばら 離れていくようだ
必死に繋ぎ止めている
そしてただ、息をするだけだ

声も言葉も聞こえない
暗い 暗い夜の真ん中で
ずっと助けを待っている
深い 深い孤独を抱えて



誰かを貶める歌じゃないけど
あなた救うための歌でもないのに

目を閉じ 耳を向け 胸に伝わる
温もりのような 寂しさのような


なんにも無いのに生きるなんて
そんなの誰かに咎められるかな

違うだろう 僕らは望んだんだ
望まれる事を願ったんだ


自分の不幸 吐き出したくて
誰かの不幸 蜜の味した
浮わついた理性が 剥がれていくようだ
必死に形 保ってる
そしてただ、息をするだけだ

歌も涙も届かない
終わりのない夜に抱かれてる
そっと瞼を閉ざしたら
深い 深い夢に縛られた



例えば僕らが 何れ死ぬため
その為だけに生を受けたとて

涙の跡くらい 足掻いた傷くらい
残せるのかな それでいいかな


生きてるだけで泣きたくなるよ
涙ぬぐっても死にたくなるよ
また明日来るのが 夢であってくれと
何度も願い 祈ってる
だけどまだ、息は続くのだ

生きてるだけで泣きたくなっても
生きていたいから朝を待っている
手も足も傷つき 腫れた瞼のまま
それでいいよと 止めどなく
そしてまた、息を続けていく

声を言葉を この歌を
遠い 遠い夜に花束を
触れたその手は頼りなく
だけどそっと孤独をほどいて



＊＊＊
なんだかなあ、って感じの詞になってしまった。

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