【リクエスト 長男×奇病】 ページ15
『・・・・・』
１人部屋で涙を流し続ける。
床に落ちれば、綺麗な宝石に変わる涙。
それを流している本人も状況が掴めずにいた。
ただ、止めようと拭っても手に付いた涙は細かい宝石と変わる。
目が赤く腫れあがる程に擦り、拭ったが涙は止まらない。
不思議とでも言う様に首を傾げるA。
丁度その時、扉が開き兄弟達が入って来た。
慌てて駆け寄るとAの手を掴み、目を拭うのを止めさせる。
おそ「兄さん！一旦、部屋から出よう」
その声につられ、まだ涙を流しながらも立ち上がる。
その際も、まだ宝石は出続けていた。
チョロ「トド松、調べた？」
一旦部屋から出た、おそ松とA以外の兄弟達が話合いを始めた。
トド「うん・・・これはさっき、テレビでやってた【宝石涙】。
非常に珍しいって言ってたけど、まさかA兄さんが」
息を詰まらすかの様に口をきゅっと結ぶ。
何を考えているのかは分からないが、宝石をコロコロと床に転がし遊ぶのは十四松。
十四「綺麗だよね」
宝石を手に乗せ、吸い込まれるように見入る。
その行動・言動に理解が出来ない兄弟達に話続ける。
十四「守らないと。テレビで言ってたよ。この宝石、物凄く高値で売れるって」
その言葉に敏感に反応を示す。
高値で売れるなら狙われる、最悪の場合攫われてしまう。
兄弟達の頭の中で、様々な予想が繰り広げられる。
丁度その時だった。
階段を転げ落ちるかのような音が響く。
その中には誰かの叫び声も含まれていて、緊急事態なのは誰しもが理解できた。
部屋から出て、玄関へ向かうと荒らされたかの様な惨状。
それにおそ松が、腕を押さえて横に倒れていた。
カラ「兄さん！！何が、あったんだ！？」
一「A兄さんは何処に・・・・まさか」
一松が顔を強張らせながら、玄関を飛び出す。
それに続くようにして十四松とチョロ松が走り出す。
トド「カラ松兄さん、おそ松兄さんの怪我手当てするよ」
カラ「おう」
残った２人はおそ松の手当てをするために、部屋に戻った。
それから、２人は何があったのかを訊くことにした。
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あや猫 - 今日のキス魔はだれっ！？のパスワードを教えてくださいよ〜！ (2017年9月12日 21時) (
レス) id: 52936be092 (このIDを非表示/違反報告)
亜夜 - どういうわけかタブレットが壊れてやっと戻ってこれました、、リクエスト書いていただいてありがとうございます！ (2016年10月28日 22時) (レス) id: 603f87cb2d (このIDを非表示/違反報告)
誠(プロフ) - いんくさん» いえ！こちらこそありがとうございました。 (2016年9月13日 21時) (レス) id: bce8544829 (このIDを非表示/違反報告)
いんく(プロフ) - 誠さん» まさかタイトルまで変更してくださるとは…… こんなものでも参考になれば幸いです。 (2016年9月13日 20時) (レス) id: 20543c3c9e (このIDを非表示/違反報告)
誠(プロフ) - いんくさん» コメントとアドバイスありがとうございます！参考になりました！ (2016年9月13日 19時) (レス) id: bce8544829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠 | 作成日時：2016年8月1日 16時
