141話 ページ28
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”それ”の脅威を感じ取ったのは〈円〉ではなくAの暗黒大陸で培われた戦闘勘のようなものだった
『！！！』
やばい殺気がこちらに向けられたことをはっきりと知覚する前にとっさに叫ぶ
『カイト！！』
「！」
一歩遅れてカイトが叫んだ
「ゴン、キルア、ここから、俺から離れろ！！！」
一瞬だった
次の瞬間には彼の腕が宙を舞い、地面に落ちた
私がカイトの腕を奪ったモノを視界にとらえる前に、ゴンがそれに向けて殺気を放った
「「な！！」」
あまりにも無謀な行為に驚きと焦りが入り乱れる
ガン！！
とっさにキルアがゴンを殴り、気絶させた
「いい判断だ、キルア。そのまま、ゴンを連れてここから離れろ。」
片腕を失ったのにも関わらず、冷静にカイトが告げた
ようやく襲ってきたモノを認識する
人型のネコ...
弧を描いた口元が恐怖を倍増させる
あんなに離れた塔から一瞬でこちらまで来たその脚力、
カイトの腕を奪った俊敏性
ただモノではない
こちらを見つめ、依然として臨戦状態のキメラアントを注視しつつ地面に転がっているカイトの腕へ歩み寄った
拾い上げ、傷口を確認する
『(まだ、いける。)』
そのままカイトへゆっくりと近づく
興味津々、そんなキメラアントの視線にさらされながらカイトの腕と傷口をオーラで覆う
断面の細胞同士が復元されていく
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『...動く？』
あらかた復元が終わったころ合いでカイトへ問う
「...ああ。」
つながったばかりの手の感触を確かめるカイトをみてキメラアントが瞳を大きく見開いた
「確かに切ったはずなのに...
君のその能力...
面白いね。」
さらに口元の弧を大きくしたキメラアント
『(あれは、まずい。)』
カイトがクレイジースロットを具現化したタイミングで、同じように両手に短剣を具現化した
刹那、キメラアントが動いた
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ブルームーン(プロフ) - SCHALLさん» 勘違いしていました！！笑ご指摘、ありがとうございます！修正しておきます！更新、頑張ります！ (2021年1月12日 15時) (
レス) id: f025f828be (このIDを非表示/違反報告)
SCHALL(プロフ) - とても楽しく読まさせていただいています！あの…細かいことを言うようで申し訳ないですが、カイトが戦ったのはユピーではなく、ピトーだと思います！細かくてすみません…笑これからも頑張ってください！ (2021年1月12日 10時) (レス) id: 616289cb87 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - 華さん» ありがとうございます！更新が滞ることが多く、申し訳ないです...以前、頂いたメッセージもとても嬉しかったです。できるだけ早く更新できるよう頑張ります！ (2021年1月11日 13時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 久々の更新でとてもとても嬉しいです！！！本当にこの作品大好きで。よく最初から読み返してます！！なのでほんと嬉しいです！涙 無理せず、頑張ってください！ (2021年1月11日 1時) (レス) id: aa479a5633 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - ねこねこさん» ありがとうございます！更新が不定期で申し訳ないです...本日新しい話を更新しましたのでまた楽しんでいただけたら幸いです！ (2021年1月10日 20時) (レス) id: 13a6e7da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブルームーン | 作成日時：2019年10月26日 22時
