あの私回復キャラじゃないんです【MHA】 (ページ9)

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救出キャラ - ２ページ9

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何処か、どこかに助けを求めてる受験生は居ないだろうか。

『はァｯ、は……クッソ、落ちるとか洒落になんないんですけど…！？』

雄英のヒーロー科を落ちたら轟家に居候させてくれているエンデヴァーさんになんて言われるか。考えたくもない。炭にされる

「たっ、たすけ…！」

ふと、瓦礫に挟まれ動けない状態の女の子を見つけた。苦しそうに呻いている
……チャンス

『どぉりゃｯ』

注射器で瓦礫を粉々に砕き彼女の足を見る
すると大きく紫色に変色していた。
……おっと之は酷い打撲だ

『歩ける？』

「いたくて動けないの…！」

泣きながら助けを求める彼女はきっとここの受験をもう諦めたのだろう。人の不幸は蜜の味って言うけどホントだわ。この人が瓦礫に挟まってくれたお陰で私は合格出来る

『…ちくっとするかもしれないけど我慢して』

あまり使いたくはないが仕方が無い。
私は手からとある液体を発生させ注射器の中に入れた。それを彼女の足に刺す

『…これで、多分……』

すると彼女の足はみるみる治り健康的な足に戻った。健康的な足ってなんだ

「…凄い！！貴女回復系の個性なの！？」

『えっ、いや…そうじゃないんですけど……』

私はただ血液の循環を良くしただけ
実際打撲は治って居ないし一時凌ぎみたいなモノ

「ありがとう！！本当に助かったわ！
貴女きっとレスキューヒーローに向いてる！」

『いいえ…』

なんか誤解されている気がするがいいや。
うん、私に被害がなければ別にいい
つーかレスキューヒーローに向いてる要素一つもないんですが

「今年の受験生には回復系の個性持ちが居るのか。レスキューヒーロー志望か？」

「みたいだね。回復系は珍しいから丁重に扱わなきゃね！」

なんて会話は露知らず。