ヤンキーが和菓子売ってますけどなにか？４ (ページ3)

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トラウマは再びページ3

店主｢これは、もう15年以上も前の話だけどねぇ

若い奥さんがこのくまの人形を見ててねぇ……｣

店主"気に入ったかね？"

"私じゃないですよ！？む、娘にです！！"

店主"ほぅ娘さんにですか！"

"はい！もうすぐ4歳の誕生日なんです！"

店主"4歳ですか！可愛らしいことでしょう…！"

"それはもう！天使のようです………あ！"

店主"いいんですよ！私もその天使さんに会ってみたいですねぇ…"

"っ！ふふ " ﾆｺ

店主｢この後にも、今度は家族全員で来てねぇ｣

店主"おや…もしかして！そちらは、旦那様と天使さんですか？"

"っ！む、娘です！！娘！！"

"天使さん…？そんなこと言ってたのか？ﾊﾊｯ"

"ち、違うのよ！！もぉー！！"

店主｢その奥さんは、恥ずかしくなったのか急に顔を抑えてね

それを見た旦那様が笑いだして…それにつられて、私まで笑ってしまってねぇ｣

"もぉ…皆して笑って！A！A！！"

"あそこだよ、くまの人形見てる"

"あ、それ…Aもそれ気に入った？"

"うん！かぁいいこのくましゃん！！"

店主" も、ですか…？ふふ "

"っ！あ、ち、違うんです…！！！"

"ままも、このくましゃんしゅきなの！？"

"えっ！…うん、好きだよー！"

"っ！Aも！ままだいしゅき！！ぱぱも！！"

"っ！ははっ！パパも皆好きだぞ！"

店主"いい、家族ですねぇ"

"…はい！ふふふ " ﾆｺ

店主｢その時の笑った顔が、今の君にそっくりだ…！

5年前も、もしかしてと思ったんだが…やはり間違いじゃなかったようだねぇ｣

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

店主｢おや、お客さんが来たようだ…｣

ドアの方を向くと小さな女の子と手を繋ぐ仲の良さそうな家族がいた

私も…あんな感じだったのかな………っ！

『ぐぅああぁぁぁあ！！！あぁぁぁあ』

三途｢っ！おい！どうした！！！｣

『あぁぁぁぁぁあ…頭がぁぁ、痛いぃぃい！！！』

店主｢大丈夫ですか！？｣

｢ままぁ…おねぇちゃんどうしたの…？｣

｢大丈夫かしら…｣

『はぁ…はぁ…あぁぁあ！！』

三途｢すみません…おい、一旦外出るぞ！｣