ヤンキーが和菓子売ってますけどなにか？４ (ページ20)

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『ﾌﾌｯ気づくのが遅かったわね！

残念だけど、貴方にはここで死んでもらうわね？

その腐った性格が治るまで二度と帰ってくんな』

そう言って、おっさんの胸ポケットにハナズウオの押し花を突っ込む

｢ま、待て！！何でもする！だから、殺さないでくれ！！！｣

『もう遅い…"Va au diable"(地獄に落ちろ)』

ﾊﾟｧﾝ

ハナズウオの花言葉＿"裏切りのもたらす死"

『…もしもし、三途？ちょっと、迎えきて』

はぁ…こいつ、クソ重い上に倒れんなや…

三途｢よぉお嬢さん…って何してんだ？｣

『見て分かるでしょ、動けないの…助けて』

三途｢あァ？そんなクソジジイ下に落としちまえばいいだろw｣

『む！そうしたくても出来ないの！！飲みすぎたのか、思うように体動かなくて…』

三途｢っ！コイツ…ﾁｯ｣ドサッ

三途がおっさんを蹴飛ばしてくれたおかげでようやく開放された

『ありがと！』

三途｢…｣ｼﾞｰ

『え、何？』

何故かじーっと見てくる三途

どうしたのかと、顔の前で手をフリフリしてみる

すると、その手を掴みグイッと引き寄せたかと思うと

また、触れるだけのキスをされた

『えっなんでっ…んぅ！』

言葉は遮られ今度は舌が入ってくる

『んっ！んん…ぁ…ちょっと！！！』

三途が胸を触りだしたので出せる限りの力で三途の体を押した

三途｢っ！わ、わりぃ…｣

『いや…大丈夫、びっくりしただけ…

それにここ、お店だし…

そこに死んでるけど、おっさんいるし…』

っ！待って、これじゃあ2人きりならしてもいいみたいに聞こえるじゃん！！

『あ、いや…っ！』

｢三途様！片付けに参りました！！｣

『っ！！』ﾋﾞｸｯ

｢っ！Aさんもいらしたんですね！ご苦労様です！！｣

『あ、いえいえ…すみませんね、片付け頼んじゃって』

｢いえ！いつでも、お任せ下さい！｣

『…あはは』

三途の部下が来てしまって、またもや私の言葉は遮られた…

三途｢…行くぞ｣

『あ、うん…』

なんか、気まずい…