ヤンキーが和菓子売ってますけどなにか？４ (ページ19)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:4,919 hit

・ページ19

うん…本格的にやばくなってきた

こいつ、さっきからペースが早いんだっつうの！！

｢もっと、飲みなー？まだ、いけるよねぇ？｣

クソオマエも酔ってんだからさっさとくたばれや！

こちとら、聞きたいことは全部聞いたからもうオマエに用はねぇんだが！？

『ありがとうございまーす…！』

なんでもいい…！私から目を逸らしてくれ！！

内腿に入ってる銃が取れないじゃないか！！

｢なぁ…そろそろいいかな？｣

『はい…？』

｢いつものあれだよ、あーそうか…君は初めてだったんだね｣

そう言って近づいてくるおっさん

待て待て待て、気持ち悪いから近づくな！！

｢そんなに怖がらなくていいんだよぉ？ぜーんぶ僕に任せてね…！｣

すると、後ろからいきなり抱きつかれた

所謂バックハグ…マジきめぇ

クソっ…振りほどきたいけど力入らない！

さっきから体熱いし…飲みすぎたわ

完全酔ってる…！！

｢抵抗しないんだぁ！いい子だね｣

耳元で喋られるから嫌でも反応しちゃう

｢あ、今ビクってした…耳弱いんだね♡｣

あー、マジキモイ…てか、今ならワンチャン銃取れるかも！

キモおじは、首筋を舐めながら胸を触ってくる

絶対に声なんか出すまいと私は唇を噛みしめる

｢ねぇ…もう我慢出来ないや、いいかい？｣

いや、キモっ！いいかい？じゃねぇんだよクソが

『…はい♡』

あくまで、キャバ嬢を演じる…

私が返事をするとソファに押し倒してきた

｢ﾊﾊｯ素直な子は好きだよ…私のもう1人の妻になって欲しいくらいだ｣

そう言って顔を近づけてくる

うわ、加齢臭やば…てか、奥さんいんのかよ

あれ、ちょっと可哀想かも(奥さんが)…でもこんなクソ男なんて、奥さんもやだよね！

て、事で！

カチャ

｢んっ…！何をするんだ！｣

『あら、襲われそうになったから自己防衛を』

｢何！？｣

『あー、それと…沢山情報くれてありがとね！今日はいっぱいボスに褒められちゃう♡』

｢ボス…？｣

『そう…私のだーいすきな"ボス"♡』

そう言って、右胸のところにある刺繍を見せつける

｢なっ！！その刺繍は…！貴様、梵天のやつだったのか！！！｣