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三途｢Aっ！！｣
『三途さん！すみません、流されちゃって…』
三途｢いや、無事ならいいけど…｣
三途さんと合流したあと 歩いて事故現場に向かった
『え！？階段で後ろから押された！？』
三途｢ばっか！！声デケェ！！｣
『あ…ごめんなさい』
三途｢オマエ、怪しいヤツとか見てねェよな？｣
怪しいヤツ…三途さんのとこ戻るのに必死だったし
人の波に押されて転けそうになってたし…
あ、そうた君には会ったけど…そうた君は別に怪しくないし……
『特には…』
三途｢そうか…もしかしてオマエにも何かあったんじゃないかって、ちょっと焦った…
はぁぁあ…何もなくて良かったァ
(Aになんかあったら、マイキーに何されるか…)｣
しばらく歩くと 大きい交差点が見えてきた
三途｢アソコだなァ……ん？A？｣
『…知ってる』
三途｢っ！？｣
『この場所…前にも来たことある
三途さんっ！何か思い出せそうです…！！』
三途｢おう…！無理はすんなよォ！｣
とりあえず、辺りを少し見て回る事にした
『三途さん…！』
三途｢ん？なんだァ…？｣
私はあるお店の前で足を止めた
三途｢ここって…あの時、オマエを降ろしたとこ…｣
『入っても…いいですか？』
三途｢いいぜェ｣
店主｢いらっしゃいませ……おや？君は…｣
三途｢おいっ、アンタ！！Aの事知ってんのか！？｣
店主｢間違うはずがないよ…君は前もこのくまの人形を見ていたんだから
店に入って直ぐにこの人形を見る人はそういない
何せ、この人形は昔からあるこの店の1番古い物だからね…｣
やっぱり、私はここに来たことがあったんだ…！
三途｢それ、いつの話か分かるか！？｣
店主｢んー、確か…5年ぐらい前 だったかな？｣
『5年前…じゃあもしかして、私はその時に？』
三途｢可能性はあるなァ…｣
店主｢とのろで、その人形はお子さんにですか？｣
三途｢…え？｣
『ち、違いますよ！？私達そんなんじゃ！』
三途｢(そんなに否定しなくてもいいだろ…)｣
わぁぁあ///恥ずかしい…！夫婦に見られたってことだよね！？
つ、付き合ってもないのに…！！こんな私と、そんな関係に見られたなんて…
三途さんに申し訳ない…
店主｢…っ！やっぱり君は、あの時の娘さんだったんだね｣
『え…？』
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作者名：三途のかわ | 作成日時：2021年10月26日 21時
