秘密だよ。【坂田銀時】

白銀の武士 ページ7

3月14日。
計画はうまくいった。

まず、私はいつも通りにみんなを見送った。
それから暫くは怪我人の看病をしたり、
洗濯物を片付けていた。

午後になると戦況が変わった。
ここ最近、そこそこに
敵は減ってきていると思っていたが、
どうやらそれは向こう側の戦法だったようで
急な大軍からの奇襲に遭い、
苦戦を強いられることになった。

そこから行動を始めた。
不自然にならないよう気をつけながら、
そっと拠点を抜け出し、
例の甲冑を着て、
数日前から手名付けていた馬に乗り、
刀を握った…

幸いにも顔を覆い隠した兜のお陰で、
どうやら仲間に私のことを気づかれることなく
戦場に入ることができた。
結果として、突如現れた私に驚いた敵軍は
まもなく撤退した。

どさくさに紛れ拠点に戻ると、
皆口々に白銀の武士をみたと話していた。

…やはり白銀の武士の正体はバレていないようだ。
明日も戦況によっては
戦場に出ることになるだろう。
気を引き締めなければ…

甘党が叫んでいる。
またGさんでも出たのか…？
とりあえずここまでにする。

追記
本日の負傷者:120名
本日の犠牲者:15名
本日の病人 :0名

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