秘密だよ。【坂田銀時】 (ページ5)

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計画と刀ページ5

3月12日。
久々に筆を持つ。
私が目覚めたのは3日前。
過労とストレスからか、
私の体は限界だったらしい。

いい報告があった。
どうやら戦況は持ち直せたらしい。
近頃は負傷者が随分と減り、
相手側に大きなダメージも与えられた。

今日からある事を実行する。
頭の中で何度もフラッシュバックする、
刀を握った感触や形容し難い興奮。
あの瞬間、私は悟った。

私は獣だ。
理性を持たず、本能の求るままに動く狼。

思えば松下村塾にいた時から、
私は人並み外れた強さを持っていた。
…そういうことか。と、附に落ちた。
案外、簡単にすんなりと受け入れられた。

まぁそんなことはいいのだ。
私の願いは、天パ達が無事でいること。
そしてそのために刀を振るう時がきた。
それだけ。
もちろん今は戦況は安定していて
その必要はないのだろうが、
まだ完全な復活をしていない私たちに
もう一度、相手側の猛威がふるわれたら…

早いうちに計画を進めた方がいいだろう。

厨二隊長が酒をつげとお呼びだ。
…全く人使いの荒い。
腹は立つが、今日はこの辺にしておく。

追記
今日の負傷者:2名
今日の犠牲者:1名
今日の病人 :0名