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13話:お団子食べ放題(仮)篇 ページ15






真選組の雑巾がけは、案外すんなりと終わった。



帰り道、もうお昼ということもあってか人が多かった。



家に帰るのが少し面倒くさくなって、団子屋さんに寄る。



ここの店主のおばさんとは前に依頼で知り合ったのだ。



 「ゴマ団子と、3色団子お願いします」



お茶を啜って団子を待つ。



ぼーっと道行く人を眺めると、結構面白い。



子どもの手を引いて歩く母親。



腕時計を見ながら早歩きで急ぐ男性。



友達とゲラゲラ笑いながら歩く子どもたち。



で、私は一人寂しくお茶を飲んでいる。



 「私ってめっちゃ寂しい人じゃん」



銀「かーわいそーう」



後ろから聞こえた声に振り向くと、この前の銀さん。



 「別に寂しくないですからね」



銀「嘘は良くないぜ」



面倒くさい人に会ってしまった。




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作者名:かきのたね | 作者ホームページ:http://twitter.com/ka_ki_tyan  
作成日時:2018年12月26日 9時

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