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12話 ページ14
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古い木板の床を雑巾で擦る。
一人でこんな広い場所にいると、世界に自分しかいないような感覚になる。
「…汚っ」
黒くなった雑巾を水で洗うと、手が一気に冷えた。
この仕事を始めてから、人と関わることが増えた。
ほぼ雑用みたいな仕事だけれど、やりがいをとても感じる。
「う〜寒い…」
山「あの、カイロいります?」
「うげ!?」
ひょこっと現れた地味な男。
その人はオズオズとカイロを差し出していた。
「あ、ありがとうございます…」
山「真選組監察の山崎退です」
山崎さんはお留守番をしているらしい。
20代のようにも見えるが、実は32才だとか。
怖い、その肌のツヤが羨ましい。
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作者名:かきのたね | 作者ホームページ:http://twitter.com/ka_ki_tyan
作成日時:2018年12月26日 9時