4体目 ページ6
「幻チャン、これあげる」
「スパナ、これはなんだ？」
「わからないのか？ジャパニーズふんどしだ」
「…それはわかっている。なぜこれを渡したのかと聞いている」
「だって幻チャン似合いそうだから。眉毛との相性抜群だ」
「スパナ…‼︎貴様、そんなに斬られたいか‼︎」
幻騎士は、逃げるスパナを追いかけた。
でもスパナは走っているわけではない。自分で作った逃走用ロボに乗って逃げているのだ。
体術に自信のある幻騎士でも機会相手では追いつけまいとふんだスパナは、毎回これで逃げているのだ。
だが、困ったことに、スパナは本気で今のように物を進めるのだ。
今回の、眉毛との相性抜群だ発言は、ただの嫌味ではない。だから毎回追いかけっこしている。
スパナはなぜ追いかけられて居るかわからないから何度も繰り返してしまうのだ。
今ではもうジッリョネロの名物になりかけている。
だから、周りの者は止めようとはしない。
「また始まったな、幻騎士とスパナの追いかけっこ」
「最終的にはγアニキに止められて終わるけどな」
これが理由だ。
最終的にはスパナはγに止められ、幻騎士も宥められる。
週に一度は起こるからγも呆れ気味だ。
「スパナ、また幻騎士から逃げてるのか？」
「そうだ、γ。ウチ、幻チャンにふんどし勧めたら斬られそうになったから逃げて来た」
「何をしたら毎回追いかけられるのか知らないが、ここで幻騎士を待ってろ。宥めてやる」
「ありがとう、γ」
噂をすれば、後ろから幻覚の剣が飛んできた。
スパナは幻覚を見破れないが、幻覚専用コンタクトを付けて居るから幻覚の物と、そうでない物の区別はできる。だから幻覚にかからない。
スパナ曰く「このコンタクトは騙されない。ウチの発明品は最強だからな」らしい。
今では、術師でない戦闘員が、戦場に出る時にコンタクトをしている。
稀に、幻騎士との追いかけっこで発明品が生まれることもある。
「スパナ、覚悟はできたか」
「ま、落ち着け幻騎士。またスパナが何かしでかしたのはわかってるが、スパナは良かれと思ってしたことだ。いくら言い聞かせても、スパナには無駄だ」
「わかっているが…」
「それとお前も大人気ないぞ、幻騎士。頭を冷やせ」
「頭を冷やしてくる」
幻騎士は、頭を冷やしにいった。
γは、スパナに「幻騎士をからかうな」と一応言ったが、スパナはからかっているつもりは無いので、ちんぷんかんぷんだった。
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猫夜桜((シラキ(プロフ) - あ・・・・・でも入江オチもいいな・・・((じゅるり← (2018年9月21日 3時) (
レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - それと、これからの幻騎士との絡みも期待しています！ちなみに、オチは幻騎士なんですか？できれば、幻騎士がいいです！！ (2018年8月13日 4時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - 早く更新してほしい！みんな待っています！ご都合もあると思いますが、頑張ってください！！とても面白かったです！！！ (2018年8月13日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
納豆菌(プロフ) - リアンさん» ありがとうございます！もう一つのほうの成りかわり小説を中心的に更新しているので、あまりこちらは更新できませんが、これからもこの小説をよろしくお願いします！！ (2014年11月1日 23時) (レス) id: c892ca33f1 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - スッゲータノシミデスッ！！！ (2014年9月28日 20時) (レス) id: dde3d6b97f (このIDを非表示/違反報告)
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