13体目 ページ16
「よろしく、スパナ」
「こちらこそだ、正一」
正一は見事アメリカに勝って、ウチと戦うことになった。
ウチはロボを置いた。そして、開始の合図が鳴り響いた。
あっという間にウチのチームが差をつけた。
こんなんでアメリカに勝てたのか？信じられない。弱すぎる。
あまりの手応えのなさに驚くばかりだった。
「ああ、もう！僕にそれ貸して！！」
正一は操作係らしい人からコントローラーを取り上げた。
「何すんだ、入江！！！1年生がでしゃばるな！！」
「うるさいなあ！！！勝ちたくないの！？先輩のことは知らないけど、僕は勝ちたいんだ!!!だから、勝つために戦う！」
正一、切れた。
日本で言う逆ギレ。でも、正一がコントロールし始めた途端、形勢がかわった。押されている。
「もっとスピードをあげろ！！」
「無理だ！これ以上やるとモーターがショートしちまう！」
このまま、逃げ切れるのか。今の状態ならまだ大丈夫だ。でも、相手はハイテクの国のサムライボーイの正一だ。きっと何かをしてくるに違いない。
正一は操作係にコントローラーを渡し、指示だけをした。
「スピードMAX！そしてバーナーを噴射しろ！」
「バーナーってなんだよ！そんなのついてねーぞ！」
「僕がつけた！さあ、早く！！！」
ウチのロボは最終目的をあと少しで達成する。正一が来るまで耐えてくれ。
「入江！これ以上やったらオレのロボが！」
「うるさい！！いいから僕の言う通りにしろ！！」
同時にゴールしたように見えた。
日本チームは、オレのロボがぁ〜〜！！！なんて嘆いている奴がいる。
「勝者は、日本チームです」
「なっ！？！？」
ウチのロボが、負けた…？
性能は絶対にウチのロボの方が上だったはず。なら、どうしてだ？
ああ、そっか。ロボは性能だけじゃだめなんだ。
なんでこんなに簡単なことに気づかなかったのだろう。
「正一、gr8だ！ウチ、感動した！」
「僕はただ指示しただけだよ」
「でもウチ、凄いと思ったよ。ロボは操る人間次第なんだって、気づかされた。ウチ、来年は負けない」
正一は笑って、僕もだよ。といった。そして握手をして別れた。
ウチのチームはすぐに空港に行ってイタリアへ帰った。
ーーーーーー
「ただいま」
「おかえりなさい、スパナ」
アリア姐さんはニコリと笑って出迎えてくれた。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←12体目
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - あ・・・・・でも入江オチもいいな・・・((じゅるり← (2018年9月21日 3時) (
レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - それと、これからの幻騎士との絡みも期待しています！ちなみに、オチは幻騎士なんですか？できれば、幻騎士がいいです！！ (2018年8月13日 4時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - 早く更新してほしい！みんな待っています！ご都合もあると思いますが、頑張ってください！！とても面白かったです！！！ (2018年8月13日 3時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
納豆菌(プロフ) - リアンさん» ありがとうございます！もう一つのほうの成りかわり小説を中心的に更新しているので、あまりこちらは更新できませんが、これからもこの小説をよろしくお願いします！！ (2014年11月1日 23時) (レス) id: c892ca33f1 (このIDを非表示/違反報告)
リアン - スッゲータノシミデスッ！！！ (2014年9月28日 20時) (レス) id: dde3d6b97f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
