【文スト】書きたい事を書くだけ

＊ ページ37

「……嘗て幹部の太宰君が云っていたな。『織田作は他意と云うものが存在しない男で、慣れるまでは大変だけど、慣れると寧ろ癒される』と……今少し意味が分かった」



それに同意しつつも、静は何時までたっても進展しない会話に焦れた。




「ほら早く用件言ってくださいよー！わたしまたあの上司の自 殺止めなきゃいけないんですよ！？」



太宰じゃないか、と思わず静の方を見てしまった織田である。



鴎外は静の言葉に嗚呼、と頷き『坂口安吾の捜索』を依頼した。



そこで初めて織田は指先をぴくりと曲げる。もし織田の心中を覗き見れる人物が居たら大変な事になっていただろう。冷静な外面とは裏腹に、織田の心は荒れに荒れていた。



そうとは知らない鴎外は、感心したように説明を続けた。坂口が姿を消したのは織田や太宰と酒場で別れた後と云う事を知り、考え込む織田。


更に坂口が拐われた場合の危険性などをつらつらと語り、鴎外は銀箔入りの越前和紙を取りだした。



「え」



鴎外が何かを書き込むのを覗き込んだ静は、思わず声を漏らす。


すっとその紙片を差し出し、鴎外はにっこりと笑った。



「それがあれば幹部でも顎で使える」



うへぇ、とあからさまに嫌そうな顔をした静。むしろわたしが欲しかった……と呟いている。


その紙片＿＿通称『銀の託宣』は、所持者の発言は首領の発言に等しくなると云う伝説の書き付けだ。


それを受け取った織田へ、鴎外は機嫌良さげに静ちゃんも優秀な部下だからきっと役にたつよ、と云う。


静は鴎外を睨み付けるが、織田が太宰の友人だと知り唖然とした。



「善き便りを期待しているよ」



その言葉に背を押され、織田は扉の向こうへと消えていく。



「却説、君への用件だが＿＿」



耳に囁かれた『用件』に、静は目を大きく見開いた。


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えっと全力で土下座します作者です。ちょっと一週間ばかり更新を停止させて頂きますすいませんんんんんんん！！


こんなキリ悪い所で本当ごめんなさい……！


黒の時代長いんでオリキャラ絡められそうな所だけ書きます。なのに長くなりそう……。


作者受験生なのに作品書き始めちゃった馬鹿なので、１０月……かな？このリクと自分の思い付いたお話を書いたら３月頃まで更新停止にさせていただきます。


リクは何時でも受け付けておりますので、受験が終わったらぼちぼち書いていきたいと思います！本当すいません！！

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